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『スター・ウォーズ』デイジー・リドリー vs ジョシュ・ギャッドのネタバレ攻防戦、ついに完結 ─ ネタバレ王子トム・ホランドほか超豪華スター参戦

https://www.youtube.com/watch?v=w_hnqcqyYxU

「すべて、終わらせる。」のキャッチコピーでも話題の『スター・ウォーズ』スカイウォーカー・サーガ最終作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。待望の劇場公開を控えてプロモーションが過熱する中、この男が帰ってきた。『アナと雪の女王』オラフ役で知られる俳優ジョシュ・ギャッドである。

これまでジョシュは、レイ役のデイジー・リドリーから『スター・ウォーズ』のネタバレを聞き出そうと試みてきた。『最後のジェダイ』(2017)の公開に先がけては、クリス・プラットやルーシー・ボイントン、J・J・エイブラムス監督をはじめ、名優ジュディ・デンチまで動員して「スノークはパルパティーンなの?」「あなたが最後のジェダイ?」「どうして質問に答えないの?」と圧力をかけさせたのである。このネタバレ攻防戦も、いよいよ今回で完結。米ディズニーの公式企画と化した本映像では、超豪華スターが次々に登場してデイジーに質問を浴びせかける。

「『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で、映画史上もっとも巨大な物語のひとつが集大成を迎えます。私も参加できて…」デイジー・リドリーがここまで言った時、「どうも、デイジー! いいから続けて、僕のことは気にしないで!」。ジョシュ・ギャッドの登場である。たちまちデイジーは事態を悟り、虚無の表情を浮かべて「ジョシュ、ノー…」とつぶやく。「君に会いたかったんだ、個人的な質問もあったからさ。レイの、両親って、誰?」。ジョシュはデイジーの手を取って尋ねる。

「こういうことだったの…」デイジーが呆然としていると、ジョシュは「わかるよ、簡単なことじゃないよね。オーケー、僕がこんなことまでするなんて信じられないんだけど」。スタジオの一方をジョシュが指すと、扉から『ピッチ・パーフェクト』シリーズのアナ・ケンドリックが登場だ。「“スカイウォーカー”って単数、それとも複数? 教えて、私はすごく信頼できるよ」。唐突な質問だが、デイジーはアナがスマホを手にしている事実を見落とさなかった。「だったら良いんですけど、録音してます?」。すかさずジョシュは「出て行け! 出て行ってくれ!」。

続いては『トイ・ストーリー4』フォーキー役のトニー・ヘイル。笑いながら「“スカイウォーカー”って誰?」と尋ねるも、「映画を観ていただかないと…」とデイジーが応じるや、ジョシュにブチ切れ始める。「教えてもらえるって言ったよな! 飛行機で来たんだぞ、マイル全部使ったんだぞ!」。

『ジュマンジ/ネクスト・レベル』のオークワフィナが「レイはダークサイドに落ちるの? どうなの!」と強気で問えば、『ブラックパンサー』スターリング・K・ブラウンは「皇帝パルパティーンはどうなるの?」。マーベル映画『エターナルズ(原題:Eternals)』からは、聴覚障害を持つ女優ローレン・リドロフが手話で「レイの両親は誰?」。同作からはクメイル・ナンジアニも「BB-8に恋人は見つかるの?」。『スター・ウォーズ』初のドラマシリーズ「マンダロリアン」のペドロ・パスカル&ジーナ・カラーノは「いいじゃん、ファミリーでしょ!」

Disney+作品「モンスターズ・アット・ワーク(原題)」のアイシャ・タイラー&ベン・フェルドマンから「反乱軍は何してるの?」「(『最後のジェダイ』で)絶好調じゃなかったから」と尋ねたデイジーは、「反乱してます」と応じる。あまりの答えに、ジョシュは手に持ったベルを鳴らしながら「恥を知れ、恥を知れ、恥を知れ」。突然の「ゲーム・オブ・スローンズ」ネタにデイジーは笑いをこらえきれない。

「アンブレイカブル・キミー・シュミット」のティナ・フェイは、登場するや「アイデアを提案してもいい? チーズ・サンドイッチを焼くためだけのドロイドってどうかな?」。もはやネタバレを聞こうとさえしないティナに、2人は「いいアイデアだと思います」「最高ですね」と反応した。ティナが「こんな声なの、“焼いたチーズ・サンドイッチはいかがですか?”。私、出るよ!」と重ねると、「最高ですね」「その話、誰かにしました?」「ティナ、大ファンです」。

『エターナルズ』からはサルマ・ハエックも登場だ。スペイン語で「どうしてレイはデス・スターを探してるの? なんで、どうして?」とまくしたてれば、ジョシュもスペイン語で「すごくいい質問ですね」と応じる。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』キャシアン・アンドー役のディエゴ・ルナ、K-2SO役のアラン・テュディックは揃って姿を見せる。ディエゴが「レイにはダークサイドのパワーがあるのかな」と言えば、横からアランが「ドロイドはいらない? ボールっぽくないヤツはさ」。ディエゴがあわてて「いらないと思うよ」と押し戻すも、アランは奥から「ボールっぽくないヤツ!」と叫ぶ。

『アナと雪の女王』クリストフ役のジョナサン・グロフは「デイジー、お願い。レイの両親をジョシュに教えてあげて」。『エターナルズ』『ジョーカー』のブライアン・タイリー・ヘンリーは「ジョシュ、車で送ってくれって言ったよな。5分で済むって」。ジョシュが「そのへん走っててよ、すぐ行くから!」と答えれば、「なんでいつも俺に言うんだよ、おかしいだろ」とボヤいた。

スパイダーマン役でおなじみ、ネタバレをあっさり喋ることでおなじみのトム・ホランドも登場する。「ねえデイジー、レイはダークサイドに落ちちゃうの?」。これにはデイジーも「トム、ちょっと!」と応じざるを得ない。ちなみにこの二人、待機中の新作映画『カオス・ウォーキング(原題)』でダブル主演を務めている。

『アベンジャーズ』ヴィジョン役のポール・ベタニーは「エンドアには戻る?」。ザ・ルーツのドラマー、クエストラブは「ルークのライトセーバーは誰が直したの?」と鋭い質問だ。『アントマン&ワスプ』ウー役のランドール・パークは「ランドはカッコいい?」。『キャプテン・アメリカ』エージェント13役のエミリー・ヴァンキャンプは「レイとカイロ・レンは付き合う?」とレイロ推しを隠さず、再びランドールは「ランドはカッコいいの?」。たまらず顔を出した『スカイウォーカーの夜明け』監督のJ・J・エイブラムスは「デイジー、がんばって!」。ポールは「ところで君の髪、誰が切ったの?」、再びランドールが「ランドがカッコいいならまばたきして」。

「私、何も答えないから」。あくまでネタバレしない意志を貫くデイジーの前に、フィン役のジョン・ボイエガが「じゃあデイジー、レイの両親って誰?」と現れる。「ジョン、知ってるでしょ」「知ってる」。

怒涛の質問攻めが終わったデイジーは、「もう十分でしょ、フォースとともにあらんことを」とジョシュに言い渡して去っていく。「デイジー、僕にはわかってるんだ! 戻ってきてくれ!」。ジョシュは嘆きながら、「でも出口が違うよ、そっちにドアはないよ、あっちだよ。デイジー、戻ってきて! 今回のことは謝るから!」。

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)日米同時公開。映像の最後には、去ろうとしたクメイル・ナンジアニがなぜか扉を開けられず、「閉じ込められた」と困り顔を見せる。スタッフが登場して「何したんですか? 出られなくなっちゃった?」。

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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