マット・デイモン、『ジェイソン・ボーン』新作映画への関与を認める ─ 「不安もあります」

マット・デイモンが、キャリア代表作のひとつであるスパイ・スリラー『ジェイソン・ボーン』シリーズの新作映画に関与していることがわかった。トーク番組「The Late Show」出演時に、本作への熱い想いを明かした。
リアリズムを極めた硬派なスパイ作品として人気を博した『ボーン』シリーズは、2002年『ボーン・アイデンティティー』から2016年『ジェイソン・ボーン』まで5作が製作された。新作企画の第一報では、Netflix映画『西部戦線異状なし』(2022)で注目を集めたエドワード・バーガーが監督・監修として交渉中と報じられたが、過去4作の主演を務めたデイモンの復帰は「可能性大」との見立てに留まっていたのである。
このたび「The Late Show」に出演したデイモンは、番組ホストのスティーヴン・コルベアから「ジェイソン・ボーンの新作映画が製作されるようですが、誰が関与しているかなど詳細は届いていませんね」と促されると、「『西部戦線異状なし』を監督した偉大なエドバード・バーガーがいます。素晴らしいですよ」とバーガーとのタッグを認めた。
ジェイソン・ボーン役として復帰することは明言されていないものの、コルベアに「彼と仕事するのはワクワクしますか」と訊かれ、「ご一緒できるのは光栄です。お分かりかもしれませんが不安もあります。いいものになればと思いますし、そうします」と意気込みを語っている。
なお、デイモンはまもなく日本公開となる『オッペンハイマー』にて原爆開発の極秘プロジェクト「マンハッタン計画」を立ち上げたレズリー・グローヴス准将を演じ、高い評価を獲得。盟友ベン・アフレックとの製作会社「Artists Equity」では『AIR/エア』(2023)に続き、キリアン・マーフィー主演『Small Things Like These(原題)』もベルリン国際映画祭での上映を控えるなど、プロデューサーとしてのキャリアも右肩上がりだ。
また、先日アメリカ・ラスベガスにて開催されたスーパーボウルで流れたダンキンのCMでは、アフレックやNFLのスタープレイヤー、トム・ブレイディとラップ・グループ「The DunKings」に扮した。フレンドリーで親しみやすいキャラクターを備えながらも常に第一線を歩み続けるデイモンの『ボーン』新章を楽しみに待とう。
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Source: The Late Show