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『スパイダーマン:ホームカミング』脚本家、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』映画版の監督就任か ─ 契約交渉が進行中

ダンジョンズ&ドラゴンズ
Photo by Antony Petrushko https://www.flickr.com/photos/geralddeschain/16112290310/

『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の脚本家であるジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタインが、人気のテーブルトークRPGを映画化する『ダンジョンズ&ドラゴンズ(原題:Dungeons & Dragons)』の監督として契約交渉に入っていることがわかった。米Deadlineなどが報じている。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の映画化企画については、2018年2月に『レゴ(R)バットマン ザ・ムービー』(2017)のクリス・マッケイ監督が契約交渉に入っていた。しかし米Varietyによれば、マッケイは、クリス・プラット主演の新作映画『Ghost Draft(原題)』に集中するため、すでに『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を離れているという。

マッケイの後任者として契約交渉に入っているデイリー&ゴールドスタインは、これまでに『モンスター上司』(2011)『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』(2013)で脚本を担当。『お!バカんす家族』(2015)『ゲーム・ナイト』(2018)では脚本・監督を兼任して高い評価を受けた。DCコミックス原作映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』でも脚本・監督を務める予定だったが、2019年7月、創造性の違いからプロジェクトを離脱。『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を製作するパラマウント・ピクチャーズがすかさず2人の起用に乗り出し、交渉は急ピッチで進められているという。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の映画化を手がけるのは、原作ゲームの権利を有する米Hasbro傘下の製作会社AllSpark Pictures。プロデューサーにはHasbroのブライアン・ゴールドナーCEO、同社の映像化作品を手がけるステファン・デイヴィス氏が名を連ねた。脚本はマイケル・ギリオが執筆すると伝えられているが、脚本家であるデイリー&ゴールドスタインが就任する場合、今後もギリオが継続的に関与することになるかどうかは不明。

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Sources: Deadline, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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