デイン・デハーン、サイバーパンクSFの金字塔「ニューロマンサー」ドラマ版に出演決定

『オッペンハイマー』(2023)『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)のデイン・デハーンが、Apple TV+のドラマシリーズ「ニューロマンサー(原題:Neuromancer)」に出演することが分かった。米Deadlineが報じている。
Appleスタジオ、スカイダンス・テレビジョン、アノニマス・コンテンツなどの共同製作となる本作は、“サイバーパンク”の代表格である作家ウィリアム・ギブソンの長編初作「ニューロマンサー」(早川書房)に基づく全10話のシリーズ。デジタル・スパイと高額犯罪のワナにハマった一流のスーパーハッカーであるケースが、“段々剃刀”のニックネームを持つ相棒のモリーと共に、知られざる秘密を抱えた大企業での強盗を目論む様を描く。
主人公ケースを『ファンタスティック・ビースト』シリーズのカラム・ターナー、モリーをシンガーソングライターとしても活躍するブリアナ・ミドルトンが演じるほか、ジョセフ・リー、マーク・ストロング、クレメンス・ポエジー、ピーター・サースガードが出演。デハーンは他人の視覚をハックする能力を持ち、ケイスの仲間となるピーター・リヴィエラ役を演じる。
ショーランナー・製作総指揮は「プリズン・ブレイク」「LOST」「ジャック・ライアン」など数々の人気シリーズに携わった脚本家のグラハム・ローランド。ローランドとともに製作総指揮を務める新鋭J・D・ディラードはパイロット版の監督にも就任している。
原作小説の第1部は章題「千葉市憂愁(チバ・シティ・ブルーズ)」の通り、千葉県千葉市が舞台。主演のターナーも、2024年11月のインタビューで「『ニューロマンサー』のために12月に日本に行くんだよ」と明かしているように、撮影は順調に進んでいるようだ。小説でリヴィエラが登場するのはトルコ・イスタンブールとなっているため、各ロケーションもシリーズの楽しみとなりそうだ。
これまで「ニューロマンサー」は幾度も映像化の企画が持ち上がっていたものの、実現に至らなかった経緯がある。デハーンを含む実力派俳優や強力な制作体制により、満を持してのTVシリーズ化に大きく期待がかかる。
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Source: Deadline