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ダニー・ボイル監督、新作映画が2019年9月に米国公開決定 ― エド・シーラン出演交渉中、『007』新作就任はどうなる?

エド・シーラン
Ed Sheeran in the tour bus. From SONGWRITER. Photo credit: Murray Cummings. ©Murray Pictures Limited 2018

『トレインスポッティング』(1996)や『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)のダニー・ボイル監督による新作映画(タイトル不明)が、2019年9月13日に米国公開されることがわかった。米Variety誌ほか複数のメディアが報じている。

本作は『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)や『ラブ・アクチュアリー』(2003)などで知られるリチャード・カーティスが脚本を執筆。ミュージカル・コメディ映画になるといわれており、『シンデレラ』(2015)や『ベイビー・ドライバー』(2017)のリリー・ジェームズやリブート版『ゴーストバスターズ』(2016)のケイト・マッキノンが出演する。
さらに米Deadline誌によれば、大ヒット曲「シェイプ・オブ・ユー」などで日本でも一躍知名度を高めた英国のシンガーソングライター、エド・シーランも出演交渉に入っているということだ。英DailyMail誌はエドが音楽にも携わると記したが、Deadlineはこれについては不明と伝えている。

この映画のストーリーは正式に明かされていないが、複数の報道によれば、本作はロックバンド「ザ・ビートルズ」をテーマにしており、一人の男がある朝目覚めると、世界中でビートルズの曲を覚えている人間が自分しかいなくなっているという物語なのだとか。

しかし映画ファンが気になるのは、ダニー・ボイル監督が取り組んでいるという『007』第25作(タイトル不明)との関係だろう。ダニー監督は同作への正式就任を目指して、『トレインスポッティング』や『T2 トレインスポッティング』(2017)でタッグを組んだ脚本家ジョン・ホッジと脚本を共同執筆しているようだが、こちらとの両立は可能なのだろうか?

Deadlineによれば、今回公開日が発表されたミュージカル・コメディ映画は2018年夏に撮影が行われる予定で、以前ダニー監督は「年末あたり」に『007』の撮影を始めることを望んでいた
しかし『007』第25作は2019年11月8日に米国公開されることが発表されており、しかもその2ヶ月前の2019年9月にはこの新作映画が公開されることになる。どちらかの公開日を変更しなければ、両立はまず不可能と思われるが……? 事態の進捗を今は見守るほかないだろう。

Sources: Variety, Deadline, DailyMail
Eyecatch Image: Ed Sheeran in the tour bus. From SONGWRITER. Photo credit: Murray Cummings. ©Murray Pictures Limited 2018

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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