【ネタバレ】「デアデビル:ボーン・アゲイン」第1話の衝撃を主演チャーリー・コックスが説明「なぜ必要だったのか」

この記事には、「デアデビル:ボーン・アゲイン」第1話「天国のひととき」の重大なネタバレが含まれています。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」第1話では、シリーズの主要キャラクターであるフォギー・ネルソン(エルデン・ヘンソン)が射殺される。マット・マードックとフォギー・ネルソン、カレン・ペイジが行きつけのバー「ジョージーズ」でリラックスしたひとときを過ごしていたところ、ブルズアイ/ベンジャミン・”デックス”・ポインデクスターが襲来。軒先にいたフォギーは、ポインデクスターのスナイパーライフルによって胸部を撃たれてしまう。デアデビルはポインデクスターを格闘戦の末に制圧するが、その最中、聴覚でフォギーの鼓動が途絶えるのを聞く。
本エピソード監督のアーロン・ムーアヘッドはこの展開について、「我々が参加する前から決まっていた」「やるなら、きちんと正しくやるべき」「我々も、これを軽々しくは捉えていません。私だって困惑しました」と真剣な思いを語っていたが、重ねて主演のチャーリー・コックスも米Varietyにて胸中を告白。友フォギーの死について「とても辛いですね。悲しい」と話している。
「良い知らせとしては、それが象徴的なものになるということです。せっかく新作で戻って来れたんだから、大きく出たい。勇敢で、大胆に。これまでとは違うことをやって、揺るがさなくてはいけない。だから犠牲者が必要で、悲しいことに、それがフォギーだったのです。個人的なレベルでも、キャラクターたちにとっても破滅的なものです。僕はずっと、フォギー・ネルソンはMCUの心臓だと考えていました。失ったものは大きいです。」

必要な犠牲として捧げられたフォギーの命について、ムーアヘッドも「胸が痛みます」と語る。「あれがすごく暴力的である理由は、暴力がグロテスクなものだからであり、現実的な結果をもたらすからです。フォギーが死に、マットが人を殺すとして一線を越えるという、二つの暴力があるのであれば、その悲しみはあのエピソードの終わりまでではなく、永遠に波及する必要がある」。

デアデビルはこれまで、正義のために拳を振るうことはあっても、あくまで殺人までは至らなかった。その点こそ、デアデビルが危険なヴィジランテのパニッシャーと違う点であり、彼らは互いに異なる正義感を度々ぶつけ合った。
ところが今回のマットは、友フォギーを殺害されたことで感情を抑えられず、ポインデクスターを建物の屋上から突き落とす。ポインテクスターは何らかの素材によって骨格を強化されていると見られ、実はこの落下の衝撃も生き延びているのだが、マットがそれを知っていたかいなかったかに関わらず、殺人の意図を帯びてしまったことは否めない。

ムーアヘッドは本シリーズについて、一線を超えてしまったマットの罪の意識や贖罪がテーマになることを、次のように予告している。「カトリックのスーパーヒーローとして、神の恩寵を受けるに値するともはや信じていない人間として、これからどうやって生きていけばいいのか。それが今、彼が取り組まなくてはならない問題なのです」。
ちなみにショウランナーのダリオ・スカルダパンによれば、フォギーの心臓の音が途絶えるのをデアデビルが聞くというのは、演じるチャーリー・コックスからのアイデアだったという。「チャーリーがやってきて、“彼の心臓の音がずっと聞こえているというのはどうですか?”と提案してくれたんです。それだ、と私は帰宅してから一気に書き上げました。素晴らしいアイデアでしたから」。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」はディズニープラスで独占配信中。
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Source:Variety






























