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【ネタバレ】「デアデビル:ボーン・アゲイン」第1話の衝撃展開に監督がコメント「正直、まだ不安もある」

デアデビル:ボーン・アゲイン
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この記事には、「デアデビル:ボーン・アゲイン」第1話「天国のひととき」の重大なネタバレが含まれています。

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「デアデビル:ボーン・アゲイン」第1話、フォギー・ネルソン死亡

まさかこんなことになるなんて。「デアデビル:ボーン・アゲイン」第1話では、序盤からいきなりショッキングな出来事が起こる。我らが友、フォギー・ネルソンが殺害されてしまうのだ!

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マット・マードックとフォギー・ネルソン、カレン・ペイジの3人はその夜、仕事を終えると、ニューヨーク警察官チェリーの引退を祝い、行きつけのバー「ジョージーズ」で飲み交わしていた。そこでフォギーは”高嶺の花”キルスティン・マクダフィー検事と急激に距離を縮める。すると、店にブルズアイ/ベンジャミン・”デックス”・ポインデクスターが襲来。軒先にいたフォギーは、ポインデクスターのスナイパーライフルによって胸部を撃たれてしまう。

デアデビル:ボーン・アゲイン
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舞い戻ったデアデビルはポインデクスターを格闘戦の末に制圧するが、すでに遅かった。カレンが必死に呼びかけるのも虚しく、デアデビルはフォギーの鼓動が途絶えるのを聞く。彼の守るべき親友は路上で息絶えたのだ。

2015年の旧シリーズ以来、常にシリーズと共にあったフォギーを殺してしまうという衝撃的な幕開けについて、本エピソード監督のアーロン・ムーアヘッドは米GamesRadar+に「正直に言うと、確かにまだ不安はあります」と、予想されるファン反応への思いを吐露している。「怒りを誘うというより、動揺をさせるものだと思うようになりました。動揺させるものです。私たちも動揺させられました」。

本シリーズは、2023年の脚本家ストライキまでに6話分の撮影が済まされていたところ、全面刷新に振り切ったことで監督と脚本家を総入れ替えしたという経緯がある。このフォギーの死は、刷新がどのようなものであったかを読み解く上で非常に重要なものである。

まず、フォギーやカレンは当初は登場する予定がなかった。コックスが語っていたところによれば、刷新前のフォギーは「両作品の繋がりを断ち、旧シリーズのファンに物語の区切りを与えるため、第1話にカメオ出演として書かれていた」程度だったという。一方ムーアヘッドは、刷新前のバージョンでフォギーの死は画面外で行われるものだったと報告。つまり基本的には、フォギーの死は旧シリーズの流れを断ち切り、マット・マードックに新たな人生を歩ませるためのリセットの機会として用意されていたということだ。その描写をどれほど具体的なものにするかについて、刷新前後で調整が加わったものと想像できる。

「あれをやるという決断は、我々が参加する前から決まっていたことでした」とムーアヘッドは証言。「そこで、もしやるなら、きちんと正しくやろうと思いました。シーズンを通してそうやろう。これは、ショウランナーであるダリオ(・スカルダパン)の考えでもあります。今シーズン全体を、フォギーが死んでしまったことで、彼の悲しみと彼が行ったことの結果に対処するものにしようと」。

第1話ではその後、ジョージーズ襲撃事件から1年後へとタイムジャンプし、フォギーが本当に亡くなったことを改めて伝える。ムーアヘッドの言葉に表れているように、マットが親友の死へどのように対処するかは、今シーズンの根幹となる。他方、ファンは旧シリーズとの繋がりを強く求めていたため、スタジオはフォギー役のエルデン・ヘンソンとカレン役のデボラ・アン・ウォールの追加投入を決定した。

ムーアヘッドは、フォギーの登場は第1話が最後とはならないとも伝えている。「彼は永遠にいなくなったわけではありません。彼を見るのは、これが最後ではありません」と、彼は予告する。

悲しいことだが、フォギーはここで、ある種のマクガフィンとして機能することになる。「辛い気持ちはわかります」とムーアヘッドは慮る。「我々も、これを軽々しくは捉えていません。私だって困惑しました。撮影の日は、見ている我々みんなも動揺していました」。そう振り返った上で、ムーアヘッドはフォギーの死がもたらすものについて、次のように解説した。

「これはマットにとって、新たなオリジンストーリーのようなものなのです。マーベルの多くのクラシック・ストーリーがそうであるように、彼もある種の悲劇に影響されるタイプのキャラクターなのです。」

Marvel デアデビル
「マーベル/デアデビル」ディズニープラスにて独占配信中 (C) 2025 MARVEL.
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R.I.P、フランクリン・“フォギー”・ネルソン。我らが友に乾杯。「デアデビル:ボーン・アゲイン」はディズニープラスで配信中。

Source:GamesRadar(1,2)

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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