デアデビル、「シー・ハルク」での一夜は「LAに置いて帰る」と掻き捨てスタイル ─ 賛否両論シーンにも言及「嫌いな人も多かった」

旅の恥は掻き捨て?マーベル・ドラマ「シー・ハルク/ザ・アトーニー」にゲスト登場を果たしたデアデビル/マット・マードックは、劇中で少々意外な一面も見せていたが、これは旅先の出来事ということで割り切って捉えられているようだ。デアデビル役のチャーリー・コックスが語っている。
旅先では開放的な気持ちになり、普段では考えられないような夜を過ごしてしまうことは誰にだってある……はず。「シー・ハルク」では、主人公ジェニファー・ウォルターズと出会ったマット・マードックが彼女と一夜を共にし、翌朝にはコスチューム姿のままで”朝帰り”をする様子も描かれる。マット・マードックは確かに女性にモテる男だが、ドラマ「デアデビル」までに見せていたハードボイルドな印象とは大きく異なるため、ファンの間では拒絶反応が見られたことも。
そんなマット・マードックは、ダークでハードな旧シリーズの続編「デアデビル:ボーン・アゲイン」にて再登場。ショウランナーのスカルダパンは「シー・ハルク」での出来事について劇中で言及しない方針を明らかにしていたが、コックスはより身近な言葉で米IGNにて説明している。「その当時、マットに何かがあったということですね。JFK空港から飛行機に乗る時、彼はそのことを置いて帰りました。LAであったことは、LAに置いていきます」。

なんとも遊び慣れたプレイボーイな発言を見せたコックスが続けたのは、「シー・ハルク」劇中で賛否分かれた朝帰りシーン。「たくさんの意見をいただけて面白かったですよ」とコックスは振り返っている。
「朝帰りのシーンは土壇場で生まれたアイデアで、大きなグリーンスクリーンを組み立てて、僕が靴を持って横切って歩いたんです。あれは嫌いだという方も多かったですし、好きだという方も多かったですね。」
全体的に、「シー・ハルク」でのマット・マードックは別人のように朗らかな人物として描かれたが、これには理由がある。「元々のドラマの感じのままマット・マードックを『シー・ハルク』に登場させたら、きっとシリアスになりすぎて、全てがジョークになってしまう」とコックス。「だから作品のトーンに合わせる必要があったんです」と、意図を説明した。

「シー・ハルク」でのマット・マードックに違和感を覚えたにせよ、受け入れられたにせよ、完全新作「デアデビル:ボーン・アゲイン」はこのキャラクターが本領を発揮する場だ。旧シリーズからの完全なる続編として、あの頃の気骨ある世界観のまま、2025年3月5日よりディズニープラス新登場となる。
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Source:IGN