マーベル、ドラマ「デアデビル」はシーズン6まで構想あり ― ロキほかスピンオフドラマの影響は「秘密です」

人気のマーベル・ヒーローを映像化して高い支持を受けている、Netflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」のシーズン3が2018年10月19日(金)に全世界独占配信される。
待望の新シーズンに先がけて、米マーベル・テレビジョン代表のジェフ・ローブ氏が米Entertainment Weeklyに登場。すでに、マーベルが「デアデビル」をシーズン6まで構想していることを明らかにした。

ジェフ氏はマーベル・テレビジョンに、“ふさわしい原作にふさわしいショーランナー(製作統括)、ふさわしい放送局”という信条があることを語っている。Netflixで展開されてきた数多の作品でもそれは同じだというのだ。「デアデビル」の今後の展開については、その中で言及されている。
「できるかぎり最高のショーランナーを見つけるようにしています。「Marvel パニッシャー」(2017)のスティーヴ・ライトフット、「デアデビル」シーズン3のエリック・オレソン。彼らと一緒に、できるかぎり最高のストーリーを組み立てていくんです。
マーベルには「デアデビル」シーズン4, 5, 6をどうするかというアイデアがあるわけですが、それらは最終的に変わっていきますし、(作品に)関わっている二組の重要な関係者と話し合われることになります。Netflixとショーランナーです。」
すなわち具体的な内容こそ不明、かつ未確定ではあるものの、マーベル・テレビジョンは「デアデビル」をシーズン6まで継続させるアイデアを持っているわけである。どうしても不確定要素の大きいドラマシリーズの制作について、ジェフ氏は「キャラクターをどうしたいかという大まかな発想をもって、シーズンごとに取り組んでいる」と述べた。
ちなみに「デアデビル」シーズン3のショーランナーであるエリック・オレソン氏は、自身の描きたいストーリーを追求する上で、マーベルから「最終的には完全な自由を与えられた」という。ジェフ氏もエリック氏に対しては、「エリックのアイデアには感謝しています。すばらしいアイデアを持っていた」と称賛を送っているのだ。

ところでマーベル・コミックのドラマ化といえば、先日、ロキやスカーレット・ウィッチといった映画作品の登場人物を主人公とするスピンオフドラマの製作が報じられたばかり。これらが実現した場合、既存のドラマに影響を与えることはあるのだろうか。また、ディズニーによる20世紀フォックス買収の影響はドラマにも関わってくるのか。この二つの質問に、ジェフ氏は同じ言葉で回答している。
「残念ですが、マーベルではおなじみのお答えをしなければなりません。“秘密です”。」
Netflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」シーズン3は2018年10月19日(金)より全世界独占配信。シーズン1~2 独占配信中。
Netflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」配信ページ:https://www.netflix.com/title/80018294