『ダークナイト ライジング』バットマン最後の行動は爆弾処理班の鑑?プロが高評価

映画『ダークナイト ライジング』(2012)の終盤では、バットマン/ブルース・ウェインが捨て身の行動を取る。90秒後にタイムリミットを迎える核爆弾をはるか遠くの海上へと運び、爆発させたのだ。
これは、爆弾処理班にとって鑑(かがみ)とも言うべき行動かもしれない。米Insiderでは、爆弾処理のスペシャリスト、ジェイ・リーが同シーンをレビューしながら、バットマンが取った行動の妥当性を証言している。
「爆弾装置を無効化できないことへの妥当な理由は時間が無い場合のみ」と語るリーは、「もし時間に問題がないなら、時間をかけて知恵を絞り非武装化できるところまで解体すれば良いんです」と続ける。『ダークナイト ライジング』では時間がない。「この場合、あと1分半で安全を確保することができるのか、できないのかを判断しなければいけませんね」。
リーが提示する最善の行動は「残りの時間で全員からできるだけ遠ざけること」。まさにバットマンはそれをやってのけた。民衆が見守る中、遠い向こうでは爆音が轟く。危険を顧みないバットマンの行動にはリーも同調し、プロとしての心構えを語っている。
「その爆弾がどれだけの威力を備えているか次第ですが、爆弾処理班の任務は、人と財産の保護にあります。なので、自分を犠牲にしてでもあの装置を取り出し、移動させるというのは、まさに私たちがやることです」。
のちにバットマンは生存していることが判明するが、勇敢な行動には変わりない。リーはこのシーンに10点中9点を与え、バットマンの下した決断のリアリティを評価した。
ちなみにInsiderでは、核物理学者のグレッグ・スプリッグスが同シーンの爆発をレビューする企画も行われており、同氏は「爆発時の閃光と形が良かった」として10点中7点の高評価を与えていた。
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