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映画史に残るモンスター映画を連続リメイク!「ダーク・ユニバース」日本語版特別映像が到着

ユニバーサル・ピクチャーズが発表した新シリーズ「ダーク・ユニバース」より、日本語版の特別映像が到着した。この「ダーク・ユニバース」は、2017年7月28日公開の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を皮切りに、往年のモンスター映画を次世代向けにリメイクするという一大企画だ。

ダーク・ユニバース
(C)Universal Pictures

“神々とモンスターの新たなる世界へようこそ”

「ダーク・ユニバース」は、これまでユニバーサル・ピクチャーズが築いてきた歴史に自ら挑戦するものだ…というと、いささか大げさだろうか。しかし上記のロゴは“おなじみ地球のロゴ”をモチーフにしており、また今回公開された特別映像には、同社による古典モンスター映画の映像がたくさん使用されている。『魔人ドラキュラ』、『ミイラ再生』、『透明人間』、『フランケンシュタインの花嫁』、『狼男』……。

この映像で流れるテーマ曲を作曲したのは、『バットマン』(1989年版)『シザーハンズ』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などティム・バートン作品をはじめ、あらゆる映画の音楽を手がけてきたダニー・エルフマンだ。「ダーク・ユニバース」のロゴは、シリーズの第1弾作品となる『ザ・マミー』で初めて劇場上映されるという。

豪華スタッフが「ダーク・ユニバース」を牽引!

ユニバーサル・ピクチャーズの「ダーク・ユニバース」への並々ならぬ気合いの入りようは、このシリーズに結集したキャスト・スタッフの顔ぶれにも感じることができる。

「ダーク・ユニバース」でクリエイティブの中核を担うのは、監督作品『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』で自らシリーズの開幕を飾るアレックス・カーツマンと、『ワイルド・スピード』シリーズ全8作中6作品の脚本を執筆するクリス・モーガンだ。二人はこのプロジェクトについて「往年のモンスター・キャラクターを現代に甦らせるという話を受けた時、継承した遺産に敬意を払いながら、同時に近代的なアドベンチャー映画にしなくてはいけないという責任を感じた」と語っているが、彼らはともに現代の人気作品を数多く手がける脚本家だ。古典モンスター映画をいかにリメイクしてくれるのか、その手つきには期待がかかる。

また「ダーク・ユニバース」には、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』のクリストファー・マッカリーや、『ジュラシック・パーク』『スパイダーマン』『宇宙戦争』のデヴィッド・コープといった手練の作り手たちも加わるという。長年映画界に携わるベテランと、次代を支えるクリエイターの共同作業が実現する作品もあるかもしれない……。

豪華キャストが続々モンスターに?

さらに「ダーク・ユニバース」の大きな特徴は、世界的スーパースターや期待の新星が、映画史に残るモンスターやキャラクターを次々に演じることだ。『ザ・マミー』では主人公ニックをトム・クルーズが、ヘンリー・ジキル博士をラッセル・クロウが演じるほか、呪われた王女ミイラのアマネットには『キングスマン』や数多のミュージックビデオに出演するソフィア・ブテラが起用された。さらに今後は、透明人間をジョニー・デップが、フランケンシュタインを実力派ハビエル・バルデムが演じることが発表されている。

ダーク・ユニバース
(C)Universal Pictures

なお「ダーク・ユニバース」のシリーズ第2弾となる『フランケンシュタインの花嫁(仮題)』では、エマ・ワトソン主演『美女と野獣』のビル・コンドンが監督を務める。すでに2019年2月14日(木)に全米公開予定で、主演女優は近日中に発表されるようだ。ほかにも、あのモンスターやこのモンスターを誰が演じることになるのか……そんな予想に興じるのもこの「ダーク・ユニバース」の“お楽しみ”だろう。

ちなみに「ダーク・ユニバース」は、“ユニバース”という名を冠しているだけあって、作品群にはある繋がりが用意されている。それがラッセル・クロウ扮するヘンリー・ジキル博士をはじめとした、多国籍の人物たちによる秘密組織「プロディジウム」だ。モンスターという形でこの世に存在する悪を追い、研究し、時には破壊する彼らは、何千年にもわたって悪の存在から人々を守っているらしいが……。

2017年7月28日公開『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』でいよいよ開幕する「ダーク・ユニバース」。マーベルやDCがアメコミの世界を、ワーナー・ブラザースが怪獣の世界をスクリーンに広げていくなかで、映画史に残るモンスターが新たな息吹を与えられて蘇るという“ユニバース”は一風変わって新鮮だ。すでに「ダーク・ユニバース」のウェブサイト(英語)、そして秘密組織「プロディジウム」のウェブサイト(英語)も公開されているので、今のうちからチェックしておくことをお薦めしたい。

(文:Takatoshi Inagaki)

(C)Universal Pictures

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