目の前にベイダー!『スター・ウォーズ』ダース・ベイダーのスピンオフが「VR映画」で登場!未知のジャンルの可能性は

ロンドンで開催された「スター・ウォーズ・セレブレーション」で、『スター・ウォーズ』サーガの新展開が発表された。ダース・ベイダーが主役のスピンオフ作品が“VR映画”として登場するというのだ。

VR(ヴァーチャル・リアリティ)

VRとは、専用のゴーグル型デバイスとヘッドホンを着用することでリアルなCG・サウンドを体感し、映像に「あたかも自分自身が入り込んだかのように」没入できる技術だ。すでにルーカス・フィルムは、ILM社のVR研究部門ILMxLABと共同で『スター・ウォーズ』のVRデモ作品『Trials on Tatooine』を製作・配信している。今回発表されたダース・ベイダーの“VR映画”は、こうした取り組みをさらに推し進めた作品として発表されるものだ。

ダース・ベイダーの過去を描く「正史作品」

今回発表されたダース・ベイダーのスピンオフ作品は、いまだ明らかになっていないダース・ベイダーの過去の一部を描く物語になる。スピンオフとはいえ、その内容は『スター・ウォーズ』サーガの正史に新たに加えられるようだ。

プロジェクトのメイン・メンバーには、『ダークナイト』シリーズなどの脚本を手がけたデヴィッド・S・ゴイヤー氏が抜擢された。VR技術で『スター・ウォーズを新たに作り出すという今回のプロジェクトについて、ゴイヤー氏はこう話している。

「『スター・ウォーズ』の世界から、私たちの使えるキャラクターや場所、設定をすべて洗い出したときに自問しました。今までに見たことがないものとは何か、私たちがもっと知りたい人物とは誰か、と。ダース・ベイダーは『スター・ウォーズ』のVR世界へ私たちを誘う完ぺきな案内人です」

今回発表されたダース・ベイダーのスピンオフ作品には、もちろんお馴染みのキャラクターも登場するという。どんな作品になるのかはまだわからないが、VR技術によって描かれる新たな『スター・ウォーズ』の世界に期待が高まる。

なお「スター・ウォーズ・セレブレーション」では、このスピンオフ作品の特報映像が公開された。

名脚本家が語る“VR映画”の可能性

デヴィッド・S・ゴイヤー氏は、『ダークナイト』シリーズのみならず『ブレイド』やDCエクステンデッド・ユニバース作品にも携わる名脚本家だ。そのゴイヤー氏をもって、ダース・ベイダーのスピンオフ作品をどうジャンル分けしていいかはわからないという。もはやVR映画は「映画」という枠組みには収まらない。作品を観る者のことも、“観客”といえば受動的すぎるが“プレイヤー”といえば能動的すぎるというのだ。

「(観る者は)作品をプレイするわけじゃありません。そこに“ある”、その中に“いる”んですよ。観る者は物語の一部なんです。私が今考えている世界では、観る者は『訪問者』です。(中略)ものを拾ったり、開けたり、押したりする。歩いたり、キャラクターに触れたりする。映画のなかにいるところを想像してください

「我々は物語を語るための素晴らしいプラットフォームを新しく手に入れました。今までにない感覚を味わえて、もしかすると今までにないような方法で誰かに共感できて、まるで現実世界にいるかのように感じられるものです」

単純に座って観るのではなく、物語の中に没入していく映画体験へ。小説や従来の映画では味わえなかった体験を生み出したいとゴイヤー氏は考えているようだ。

ダース・ベイダーを主役としたスピンオフ作品の発表時期は未定。ゴイヤー氏は1年半ほどプロジェクトに携わっているが、完成にはまだ1~2年はかかる見込みだ。首を長くして楽しみに待とう。

source:
http://www.starwars.com/news/swce-2016-ilmxlab-david-goyer-trials-on-tatooine
http://www.ew.com/article/2016/07/17/darth-vader-will-lead-new-lucasfilm-virtual-reality-project

 

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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Comments

  • Yoshiko Nakano CL 2016年7月22日 at 2:05 PM

    VR映画ですか。先日、芝居というものは人に見せるもの故、おそらく「正面」というものから離れられず、四正面が必要になる、ホログラム等の4D映画というのは成り立たないだろうと、友人と話していたのですが、VR映画なら、画面に正面を設定することが可能でしょうから、アリだとは思いますが、3Dテレビがまったく普及しなかったの同様、みんなで一つのスクリーンを見るのではなく、一人づつゴーグルで見るんじゃ、映画館に集まる意味はないし、家庭においては一々ゴーグル見てる人数分用意するなんて、鬱陶し過ぎて、見通し暗いのでは?

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