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ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンが褒め合う ─ 『デッドプール&ウルヴァリン』共演でお互いの才能にビックリ

デッドプール&ウルヴァリン
(c) MARVEL 2024

ハリウッドきっての大親友として知られるライアン・レイノルズヒュー・ジャックマン。ともにスター俳優ながら、映画デッドプール&ウルヴァリン』での共演は、ふたりが出会った『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009)以来。しかも今回は、バディ・ムービーとしての本格タッグだ。撮影現場で、ライアン&ヒューはお互いの俳優としてのスキルに驚愕したという。

Peopleの対談にて、2人はあらかじめ用意されていた「45歳を超えてスーパーヒーローを演じ、若いトム・ホランドと同じように動くのはどんな気分?」という質問に答えた。ライアンが質問を読み上げるなか、ヒューは切実な深いため息を吐く。ライアンは、「僕はトム・ホランダーのように動きたいね、もう少し年上だから」ととぼけてみせた。

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ライアンは1976年生まれの47歳。一方、ヒューは1968年生まれの55歳だ。ヒューは「その質問、僕たちを同じくくりにしているのがいいよね」と一言。すると、ライアンが「あなたが55歳で『デッドプール&ウルヴァリン』に出たことについて、僕には考えがあるんだ」と話し始めた。これこそ、ライアンが驚いた“ヒュー・ジャックマンのスキル”である。

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「僕には、あなたがこの映画で行った身体的な取り組みが信じられなかった。見た目の変化もすばらしかったけれど、それは誰でもやれること。だけど、スタントや振り付けに対する徹底ぶりにはとにかく頭が下がったし、これほどのものは見たことがなかった。若い役者にも知ってほしいんだけど、アクション映画に出るとき、歌やダンスのバックグラウンドがいかに貴重か。見たこともないようなスピードと説得力で、あなたは格闘シーンを確実に成功させていた。あなたが25歳や35歳だったとしても驚いたと思うよ

デッドプールとウルヴァリンが激突する格闘シーンでは、ライアンも何度か「この人が手加減をするわけがない、殺されてしまう」と本気で怯えていたという。「ヒュー・ジャックマンが時速150オーストラリアマイルで迫ってきたら、“これは4秒後には死んでるぞ”と思いますよ。マスクをつけていて助かったよ、その下では“助けて!”って顔をしていたから」

デッドプール&ウルヴァリン
(c) MARVEL 2024

一方、ヒューが驚愕したライアンのスキルは「コメディ」だった。

「君のやっていることは古典的な“マスク芸”だよね。マスクをかぶるからこそ表情豊かに演じなければいけないし、しかも“笑い”なんだ。君がどれだけ細かく演じ、ショーン(・レヴィ監督)がどんなふうに仕事をするのかを見ていたよ。彼(監督)が、“君のやっていることはわかるけど、カメラに映したいからもっと顔を上げてほしい”と言ったことがあったけれど、君にとって大事なのは手足や身体全体のポジションなんだよね。面白いかどうかはそこで表現できるかにかかっているし、だから君はこだわっている。僕には初めて見る仕事だったよ」

これに対し、ライアンは「ピエロをやるのも、ヴォードヴィル(演芸)も僕は大好き。サイレント映画もたくさん見ているから、言葉に頼らず表現するのが好きなんだ。ただしデッドプールの場合、“おしゃべりな傭兵”だから喋るのをやめることはないんだけど」と話した。するとヒューは、「しゃべるリズムも(デッドプールの)キャラクターだ。セリフのリズムであれ、タイミングであれ、身体性であれ」と強調している。

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月26日(金)日米同時公開。

Source: People

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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