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トム・ホランドに支払われるはずのボーナス報酬、誤ってトム・ホランダーに送付されてしまう ─ 「見たこともない額だった」

Tom Hollander by Bex Walton https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Tom_Hollander_2017.jpg

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のスパイダーマン/ピーター・パーカー役で一躍有名人となったトム・ホランド。なんと、出演作のボーナス報酬明細が、名前のよく似た別の俳優、トム・ホランダーに誤送付されるという事件があったらしい。

そんな、まさか?なエピソードを明かしたのはトム・ホランダー。ホランドと同じくイギリス出身だが、29歳も年上の大先輩である。数々の舞台やテレビ、映画で活躍しており、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007)のカトラー・ベケット卿、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)の英国首相役、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)のジム・ビーチ役など、大型作品への出演歴も持つ。

そんなホランダーがトーク番組『Late Night with Seth Meyers』にゲスト出演した際、ホストから「トム・ホランドという名前の俳優もおりますが、間違えられたことはありますか?」とのネタを振られると、「そうなんですよ。ややこしいんですよね」「僕の方が先輩なのに、彼の方が超有名になっちゃった」と反応。前代未聞の仰天エピソードを語り始めた。

「エージェンシーの経理部門の人たちが困惑していました。僕たち(=ホランダーとホランド)は短い期間、同じエージェンシーに所属していたことがあったんですが、ひどいもんでしたよ。」

事件が起こったのは、ホランダーが友人の出演する舞台鑑賞のためイングランドに出かけていた時のこと。「僕は3万ドルでBBCの番組の仕事をこなしたばかりで、これで一年は暮らせるぞと、いい気分になって観客席に座っていたんです。やったな、うまくいったな、とね」。

有頂天で観劇していたホランダー。幕間になってメールを確認したら、エージェンシーからこんなメールが届いていたという。「『アベンジャーズ』の初回興収ボーナスの支払票です」。

ホランダーは首をかしげ、「僕、『アベンジャーズ』には出ていないぞ……?」と訝しんだ。メールに書かれていた金額は「とんでもない額」だったといい、「“初回興収ボーナス”とあるんですよ。“累計興収”ではない」と、この入金額が“序の口”であることに驚いた。

詳細な額は伏せられたが、「見たこともない金額」で、「七ケタ」だったという。つまり数百万。ホランダーがUSドルとポンドのどちらで話しているかによって金額は異なってくるが、いずれにせよ日本円で億単位である。

このメールを受け取るまで、3万ドルの仕事で満足気分に浸っていたホランダー。しかし、「20歳そこそこ」の若きホランドがこれだけの額を出演料とは別に受け取っていると知り、先ほどまでのいい気分が「一瞬にして消失してしまった」、というのが話のオチだ。

ホランダーは『アベンジャーズ』との作品名を挙げているが、2012年の無印版にホランドは出演していないので、おそらく『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)か『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のいずれかだろう。『インフィニティ・ウォー』は20億ドル超、『エンドゲーム』は28億ドルの累計興収を叩き出し、マーベル映画バブル絶頂を極めた。

ちなみにホランダーは、ホランドの方がすっかり有名になったが故に、名を名乗ると「トム・ホランド?」と聞き返されるのがしょっちゅうで、「いいえ、トム・ホラン“ダー”です」といい直しているとの苦労エピソードも披露している。ある時には子どもたちに「トム・ホランドに会える!」と誤解され、実際に自分が登場するとガッカリされてしまったと、トホホな経験も語ったのだった。

Source:Late Night with Seth Meyers

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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