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『アメイジング・スパイダーマン』監督、新作は「愛と友情、復讐の」超常現象スリラー

マーク・ウェブ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9352864511/ Remixed by THE RIVER

『アメイジング・スパイダーマン』2部作のマーク・ウェブ監督が、“愛と友情、復讐の”超常現象スリラー『デイ・ドリンカー(原題:Day Drinker)』を手がけることがわかった。米Deadlineが報じている。

ミュージックビデオ出身のウェブは、恋愛映画『(500)日のサマー』(2009)で映画監督デビューしたのち、『アメイジング・スパイダーマン』2部作を経て、クリス・エヴァンス主演『gifted/ギフテッド』(2017)や『さよなら、僕のマンハッタン』(2017)を監督。近年はテレビドラマで活躍し、Netflix「ザ・ソサエティ」(2019)や「インスティンクト -異常犯罪捜査-」(2018-2019)、ディズニープラス「ジャスト・ビヨンド 怪奇の学園」(2022)などを手がけている。

恋愛、青春、ホラー、スリラーを得意とするウェブ監督にとって、『デイ・ドリンカー』は大きなターニングポイントになるかもしれない。報道によると本作は、謎に包まれた男と、恋人を失った悲しみに暮れる女性バーテンダーの関係性を描く物語。フランスの沿岸部やポルトガル、スペインを舞台に「愛と友情、復讐をめぐるストーリー」になるというから、『アメイジング・スパイダーマン』にあった繊細な心理描写や、もしシリーズ3作目が実現していれば描かれていたであろう、ウェブ監督による“喪失後の物語”の一端がここで見られることにも期待したい。

原案・脚本・製作は『トゥモロー・ウォー』(2021)のザック・ディーン。『フリー・ガイ』(2021)のアダム・コルブレナーが製作に名を連ねたほか、マーティン・スコセッシ監督最新作『Killers of the Flower Moon(原題)』を手がける30Westが出資・製作総指揮を担う。

なお、ウェブ監督は現在、ディズニーによる実写映画版『白雪姫』をイギリス・ロンドンで撮影中。レイチェル・ゼグラーとガル・ガドットの共演による同作は、ウェブにとって久々の長編映画復帰作となる。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。