よく人気コミックが実写映画化される時って、「あの実写化不可能と言われた◯◯が…」みたいに言われるけれど、一体どこのどいつが、いつ「実写化不可能だ」なんて言ったのか、毎回気になっていた。
最近では悪魔に魂を売った大人達がジャンプ漫画を次々と実写化する企画を立てているけれど、間違いなく『ドラゴンボールZ』だけは、触れてはいけない正真正銘の「実写化不可能」作品だろう。絶対に風化させてはならない案件として今もなお語り継がれる最強の駄作『ドラゴンボール・エボリューション』は汚い花火として盛大に打ち上がった後、顔を蹴られた(ような想いの)ファンが怒って火山を爆発させた。制作者のメンタルもズタボロにやられ、ついに近頃中の人が謝罪を表明したなど、全然チャラヘッチャラじゃない悲劇になってしまった。
というわけで、『ドラゴンボールZ』の実写化なんてもう絶対にやってはいけないが、仮に実写化されるとなったらZ戦士たちを演じるのは誰が最適だろう?
想像するだけなら自由というわけで、海外ポップカルチャー系メディアMoviepilotで紹介されていた「もしもドラゴンボールZが実写化されたら キャスティング妄想」を見てみよう。
孫悟空役:エドガー・ラミレス
http://edgar-ramirez.com/biography/日本ではあまり馴染みが薄い俳優なのでいきなり『誰これ?」と思ったかもしれない。エドガー・ラミレスはベネズエラ出身の俳優で、『X-ミッション』(2015)『NY心霊捜査官』(2014)『タイタンの逆襲』(2012)などに出演。オリジナル記事では、『X-ミッション』の役どころが実に悟空らしかったと延べ「悟空役でなくとも、大人悟飯かヤムチャ役でもいい」とお熱。まぁ、悟空にしちゃちょっとゴツすぎやしませんかね。
ベジータ役:マイケル・ファスベンダー
http://www.fanpop.com/clubs/michael-fassbender-as-magneto/images/27263689/title/erik-lehnsherr-magneto-wallpaper完全に『X-MEN』シリーズのマグニートーのイメージですよね。プロフェッサーXが善・正義だとしたら、真逆の価値観に全プライドを掛けて、やや「こじらせて」いたマグニートーを演じたマイケル・ファスベンダーは、確かにベジータのイメージに合致するかも。またはスティーブ・ジョブズ役で見せた「孤高」といったイメージもベジータチック。
でも、ヘタレ王子ベジータにしちゃ、ちょっとパーフェクト男前すぎるんだよなぁ…。
http://thecomeback.com/pop-culture/batman-v-supermans-alfred-calls-the-film-muddled-and-overstuffed.html『バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生』でアルフレッドを演じたジェレミー・アイアンズ。オリジナル記事では、「彼なら亀仙人の持つシリアスとユーモアの両面を演じられる」と紹介されている。絵に描いたようなスケベオヤジで知られる亀仙人ですが、ジェレミー・アイアンズのスケべだったらチチやブルマもまんざらでもなくなっちゃいそうでブレそう。
http://www.gq.com/story/oscar-isaac-star-wars-the-force-awakens-interviewこちらも『X-MEN:アポカリプス』のアポカリプスのイメージでしょう。きっと『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のポー・ダメロンの印象だけではZ戦士の誰かに回されそうだけど、アポカリプスのコミック的な悪役っぷりで、ピッコロまたはセル役にノミネート。オリジナル記事では、アポカリプス役でブルーのメイクアップを済ませているので、次はグリーンにするだけだ!って、色の問題かい。