ハリウッド版『デスノート』続編は原作要素を反映 ─「適切な形で取り組んでいる」脚本家が明かす

日本が世界に誇る人気漫画『DEATH NOTE』をハリウッドで実写化した、Netflix映画『Death Note/デスノート』(2017)。その続編企画がどうやら現在も進行中のようだ。2020年3月に進捗が伝えられてから情報が途絶えていたが、このたび脚本を担当するグレッグ・ルッソが、原作漫画の内容を反映した作品になることを明かしている。
『Death Note/デスノート』は、名前を書かれた者が死ぬという効力を持つノート、デスノートを手に入れたひとりの男を主人公とした作品。死神が落としたデスノートをつかい、悪人を葬り去る闇の存在となるライト・ターナーだが、謎の名探偵Lと同級生の存在により運命が大きく変わっていくという内容だ。
前作では原作の基本的設定は残しつつ、漫画では描かれなかった内容を基に物語が展開された。そんな意欲作でありながらも、原作からあまりにもかけ離れた内容から、批評家やファンからの評判は決して高いものにならなかったのだ。もっとも、We Got This Coveredのインタビューにてグレッグは、続編では前作以上に原作に沿った内容で製作されると伝えている。
「僕は原作のファンで、『デスノート』は漫画史上最高の作品のひとつだと思っています。Netflixが手がけた前作には一切関わっていませんでしたが、続編で何をすべきかという視点のもと参加することになったのです。そのやりたいことのひとつとしてあったのが、原作に戻ることでした。原作の素晴らしさを取り入れたいと思っていて、かなり適切な形で取り組んでいます。」
気になるのは、グレッグが本企画について続編と伝えていること。前作の内容を踏まえながら、原作に忠実な内容で描く場合には、かなりの軌道修正が必要になりそうだが、一体どんな物語になるのか気になるところだ。なおグレッグは、「さらなる情報がそのうち出ると思いますが、皆さんが期待しているものとは全く異なるものになるでしょう。もちろんとても魅力的な形で」と明かしている。続報に期待しよう。
Source: We Got This Covered