『TENET テネット』エリザベス・デビッキ、第二次世界大戦で暗躍のスパイ女性描くドラマで主演&製作総指揮

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)『TENET テネット』(2020年9月18日公開)などで知られるエリザベス・デビッキが、第二次世界大戦末期に暗躍したニュージランド出身の女性スパイ、ナンシー・ウェイクの半生を描くリミテッド・シリーズ「Code Name Hélène(原題)」で、主演&製作総指揮を務めることがわかった。米Varietyが報じている。
ナンシー・ウェイクは、第二次世界大戦末期にイギリス特殊作戦執行部(SOE)に所属していた実在のエージェント。10代で故郷を離れてヨーロッパに渡ったウェイクは、ジャーナリズムを習得し、大戦が始まってからはフランスのレジスタンス組織マキのリーダー的存在としてナチス・ドイツを相手に闘った。本シリーズは、大戦中に4つのコードネームを使い分けたウェイクの暗躍を、複数のタイムラインを織り交ぜながら展開していくという。
原作は、ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家アリエル・ロウホンによる著書「Code Name Hélène: A Novel」。製作は、「TRUE DETECTIVE」(2014-)や『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015)などで知られる仏Vendome Groupと、『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)などの米Anonymous Contentsが務める。デビッキのほか製作には、『汚れなき情事』(2009)のロザリー・スウェドリン、『ミッション: 8ミニッツ』(2011)フィリップ・ルスレ、『トリプル9 裏切りのコード』(2016)キース・レドモンらが就任している。
この度の発表に際してデビッキは、「ナンシー・ウェイクはニュージーランドで生まれ、オーストラリアで育った、素晴らしい勇気と創意工夫を持った卓越した女性です」とコメント。「第二次世界大戦中の彼女の勇ましい行いは、あまりにも知られていないと思うんです。オーストラリア人である私が、女優そして製作総指揮としてこの作品に参加し、彼女のかなりユニークな物語を伝えられて嬉しいです」と語った。
『華麗なるギャツビー』(2014)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015)など、数々の話題作に出演を重ね、幅の広い演技を見せてきたデビッキの次回作は、クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』(2020年9月18日公開)。ほか、Netflixオリジナルシリーズ「ザ・クラウン」(2016-)シーズン5&6でダイアナ妃役を演じることが決定している。
Source: Variety