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傑作ミュージカル『Dear Evan Hansen』映画版、主演ベン・プラットが出演を危惧「やるなら今しかない」

Ben Platt ベン・プラット
A Photo by The Tony Awards https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ben_Platt_June_2017.jpg|Remixed by THE RIVER

傑作ブロードウェイ・ミュージカル『Dear Evan Hansen(原題)』映画版にて、舞台版からの続投で主演を務めるとされるベン・プラットは、とある理由から再演に危機感を抱いているようだ。

プラットが演じるのは、母子家庭で育った友達ゼロの高校生エヴァン・ハンセン。映画版の製作は撮影開始を目前に、新型コロナウイルスの影響で中断が続いている。こうした中、米人気コメディアン、ジミー・ファロンから「本当にこの映画に出るんですか?」と訊かれたプラットは「この異常な新型コロナの影響で、何が起きてもおかしくない状況です」と現状を説明した。

「間違いなく、僕たちは集まって(企画を)実現しようとしています。ユニバーサル(・ピクチャーズ)も映画を作りたがっていますし。“安全にできるか?”とか“時間内に上手くまとめられるか?”とかを考えたら、現時点で可能性は五分五分ですね。僕たちの何人かは少し年も取ってきましたから。やるなら今しかないですね。

かく言うプラットは、現在26歳。プラットは米Deadlineでも「役相応の若さを僕が保てる内に実現できるかが問題ですね」と話しており、プラット主演での映画版実現は“何が起きてもおかしくない”今後の状況次第ということになりそうだ。ちなみにプラットは、2019年公開のドラマシリーズ「ザ・ポリティシャン」シーズン1で高校生役を堂々と演じ切っている。まだいけるはず…。

『Dear Evan Hansen』は、主人公エヴァンが、自分宛てに書いた手紙が自殺した同級生コナーのポケットから発見されたことをきっかけに、遺族に対して“自分はコナーの親友だった”と嘘をつき、孤独だった生活を一変させていく物語。SNS時代の“つながり”がはらむ不安をテーマとした舞台版は、2017年の第71回トニー賞で5部門を受賞、2018年には米ユニバーサル・ピクチャーズにて映画版の製作が発表された。

主演プラットのほか、映画版の出演者にはコナーの妹ゾーイ役で『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2020年8月21日公開)の女優ケイトリン・ディーヴァーが契約交渉中。監督は『ウォールフラワー』(2012)『ワンダー 君は太陽』(2017)のスティーヴン・チョボスキーが、脚本は舞台の戯曲を執筆したスティーブン・レベンソンが務める。ちなみに、7月2日に発表された米The Hollywood Reporterのレポートによれば、撮影は米ジョージア州で数ヶ月以内にも開始が見込まれているという。

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Source: The Tonight Show Starring Jimmy FallonDeadline, THR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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