『ディア・エヴァン・ハンセン』ジュリアン・ムーア、長いキャリアで◯◯に初挑戦 ─ 「怖かった」と語る

『アリスのままで』(2014)でアカデミー賞主演女優賞に輝いた名優ジュリアン・ムーアは、最新作『ディア・エヴァン・ハンセン』(2021)で、意外にもあるコトに初めて挑戦することになった。ムーアは撮影当時を振り返り、「怖かった」と語っているが、果たしてそれは一体?
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『ディア・エヴァン・ハンセン』は、『ラ・ラ・ランド』(2016)『グレイテスト・ショーマン』(2017)の作曲家コンビで知られるベンジ・パセクとジャスティン・ポールが、2001年の同時多発テロ事件以降にインターネット上で見られるようになった若者の孤独を着想に、作家のスティーヴン・レヴェンソンと共同で手がけた傑作ミュージカル。孤独を抱えた高校生の主人公エヴァンが、ひょんなことからついてしまった1つの嘘をきっかけに、彼の人生に劇的な変化が訪れる。
エヴァン役には舞台版でトニー賞を獲得したベン・プラットが、物語のきっかけを作る自殺してしまった高校生コナー役には舞台版でエヴァン、コナー、ジャレッドの代役を務めていたコルトン・ライアンが続投した。一方、そのほかのメインキャラクターには、エイミー・アダムスやケイトリン・デヴァー、アマンドラ・ステンバーグといった映画・ドラマ界で知られる役者陣が起用されている。
ジュリアン・ムーアもその1人だ。ムーアは主人公エヴァンの母親ハイディを演じており、終盤にはソロ曲「so big/so small」がやってくる。嘘をついに打ち明けたエヴァンを優しく包み込んだ同曲は、ムーア最大の見せ場となった。実は、30年以上のキャリアの中でムーアが挑んだことこそ、歌唱だったのだ。ムーアは「怖かった」と語る理由をE Onlineとの取材で明かしている。
「最後に私が歌ったのは、高校生の時にやった『ザ・ミュージック・マン』です。すごく久しぶりだったので怖かったんです。」
1984年、24歳の時にハリウッドでのキャリアをスタートさせたムーアだが、高校時代には演劇部に所属しており、のちにオフ・ブロードウェイ作品にも出演している。もっとも映画俳優となってからは、ムーアにとって「so big/so small」のような本格的な歌唱シーンの機会は訪れなかったようだ。
そんなムーアを支えた人物こそ、「so big/so small」では支えられる側を演じていたベン・プラットだったそう。ムーアは、プラットについて「彼は本当に真剣で、美しいパフォーマーです。彼と過ごす毎日が大好きでした」と語った。
『ディア・エヴァン・ハンセン』は公開中。
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Source: E Online