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DC映画『ジョーカー』脚本をロバート・デ・ニーロが絶賛 ─ 『タクシードライバー』『キング・オブ・コメディ』の影響も

ジョーカー
© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”

DCコミックス屈指のヴィラン、“狂気の犯罪王子”を描く単独映画『ジョーカー』はただのアメコミ映画ではない。もはや「アメコミ映画」という分類が有効とも思えない時代だが、それでも驚かされるのは、近年でも群を抜いて重みのあるキャスティングだろう。主演俳優ホアキン・フェニックスに相対するのは、名優ロバート・デ・ニーロなのである。

脚本・監督を務めたトッド・フィリップスは、英Empireの取材にて、「ロバートは脚本をものすごく気に入ってくださいました」と語っている。なぜデ・ニーロがアメコミ映画に初出演することになったのか、その理由は極めて明快というわけだ。


「彼にお会いした時に、“(『ジョーカー』が)あなたの映画に影響を受けていないと言えば、それはウソになります”とお話ししました。『タクシードライバー』(1976)や『キング・オブ・コメディ』(1982)の話をしました。僕がずっと大好きな映画です。」

巨匠マーティン・スコセッシによる傑作カルトコメディ『キング・オブ・コメディ』は、デ・ニーロ演じるコメディアンの卵ルパート・パプキンが、敬愛する人気コメディアン、ジェリー・ラングフォードと出会い常軌を逸していく物語。『ジョーカー』は青年アーサー・フレックが“狂気の犯罪王子”へと変貌していくストーリーだが、本作でデ・ニーロは人気トーク番組の司会者マーレイ・フランクリンを演じる。いわば『キング・オブ・コメディ』におけるジェリーの役回りを、今回はデ・ニーロが務めるような格好なのだ。

以前、デ・ニーロは『ジョーカー』と『キング・オブ・コメディ』について、直接的ではないにせよ「はっきりとした繋がりのある」作品だと認めていた。「この手の映画を作ることは、どこかしら繋がっているもの」というコメントからは、フィリップス監督が『タクシードライバー』や『キング・オブ・コメディ』へのリスペクトを本作に詰め込んだらしいことも想像させられる。ちなみに『ジョーカー』は、あえてコミックを意識せず、独自のオリジン・ストーリーとして執筆されたようだ。

またフィリップス監督は、『ジョーカー』とデ・ニーロにまつわるもうひとつのエピソードを明かしている。なんとデ・ニーロの撮影初日となった2018年10月25日は、デ・ニーロのオフィスに爆発物が届けられた事件と同日だったのだ。かねてよりドナルド・トランプ米大統領を激しく批判してきたデ・ニーロは、バラク・オバマ元大統領ら民主党の重鎮と同じように爆発物送付の対象となっていたのである。

「セットを調べるためにFBIの方々が来られましたよ。“ウソだろ、彼はどうなっちゃうんだ”と思ったんですが、本人は何事もなかったかのように現場に来られて。準備万端という感じでしたね、素晴らしい人ですよ。」

映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)日米同日、全国ロードショー

『ジョーカー』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/

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Source: Empire

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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