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ジョニー・デップ、ハリウッド大作復帰 ─ 『クリスマス・キャロル』新解釈版でスクルージ役、「セカンド・チャンスのため戦う男」演じる

ジョニー・デップ
Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Johnny_Depp-2757.jpg Remixed by THE RIVER

ジョニー・デップがハリウッドのスタジオ映画に帰ってくる。古典的名作『クリスマス・キャロル』を新たに映画化する『エベネーザ:クリスマス・キャロル(原題:Ebenezer: A Christmas Carol)』に、主人公のエベネーザ・スクルージ役で出演交渉中であることがわかった。米Deadlineが報じている。

本作はチャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』を新たな解釈で描く“ゴースト・ストーリー”で、ディケンズが描いたロンドンを舞台に、ひとりの男が自らの過去・現在・未来と対峙しながら、セカンド・チャンスのために戦う超自然的な物語。デップは契約交渉の最終段階にあるという。

製作・配給はパラマウント・ピクチャーズ。監督は『X エックス』(2022)『Pearl パール』(2022)『MaXXXine マキシーン』(2024)を手がけたタイ・ウェストが務め、大手スタジオ映画は初挑戦となる。

出演者にはデップのほか、『To Leslie トゥ・レスリー』(2022)のアンドレア・ライズボローが契約交渉を締結したという。脚本は「ザ・ループ TALES FROM THE LOOP」(2020)やX-MENドラマ「レギオン」(2017-2019)のナサニエル・ハルパーンが執筆した。

プロデューサーはエマ・ワッツ。製作総指揮には『MINAMATA-ミナマタ-』(2020)のスティーヴン・ドイターズ&ジェイソン・フォルマンが名を連ねた。

デップにとって、これは元妻アンバー・ハードとの名誉毀損訴訟に勝訴して以来はじめての大手スタジオ作品。ライオンズゲート製作、ペネロペ・クルス共演のスリラー映画『デイ・ドリンカー(原題)』も控えているが、大手作品は『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)から8年ぶりとなる。

『クリスマス・キャロル』は、守銭奴で強欲な老人スクルージが、クリスマスに3人の幽霊に導かれ、過去・現在・未来のクリスマスを見せられることで心温かい人間へ改心する物語。世界中で映画化、舞台化されてきたほか、ビル・マーレイ主演『3人のゴースト』(1984)やライアン・レイノルズ主演『スピリテッド』(2022)など翻案されてきた。ウィレム・デフォー主演、ロバート・エガース監督による新映画版も発表されている

長年にわたりさまざまな役どころを演じ、エキセントリックなキャラクターも得意としてきたデップは、クリスマスのアイコンのひとりであるスクルージをいかに演じるのか。続報の到着が待たれる。

映画『エベネーザ:クリスマス・キャロル(原題:Ebenezer: A Christmas Carol)』は2026年11月13日に米国公開予定。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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