『悪魔はいつもそこに』ロバート・パティンソン、南部訛りの英語を撮影まで隠していた

Netflixオリジナル映画『悪魔はいつもそこに』にて、ロバート・パティンソンは罪深い神父プレストン・ティーガーディンを演じている。同登場人物の特徴の一つは、“高音・南部訛りの英語”。米The Insiderのインタビューに登場した新鋭アントニオ・カンポス監督によると、当初本人は発音方法に不安があり、実際の撮影初日まで誰にも披露しなかったようだ。
本作の舞台は、戦後の腐敗と暴力に塗れたアメリカ・オハイオ州の田舎町ノッケンスティフ。トム・ホランド、セバスチャン・スタンなど、本作に出演する役者陣は、地域特有の英語の発音を習得する為に指導を受けた模様だが、カンポス監督は「ロバート(・パティンソン)に台詞指導を行うことは不可能でした」と振り返っている。「彼は指導を受けたがらず、自分自信で解決することに固執していました」。
初めて脚本を読み、希望の役柄について問われた時、パティンソンは神父プレストン・ティーガーディンを進んで選択していたようだ。本人自ら志願した役柄への取り組み方について、撮影前にカンポス監督がパティンソンに尋ねたところ、はぐらかされてしまい、実際の発音までは聞かせて貰えなかったのだという。「“色々な方法を試しながら、あれもこれもやってみよう”みたいな感じでしたね」。
結局のところ、カンポス監督がパティンソンの発音を聞くことが出来たのは、彼との撮影初日だったようだ。カンポス監督によると、この日はロバート演じる神父プレストンと、エリザ・スカンレン演じる少女レノーラが車中で過ごす場面の撮影だったとのこと。「この時に初めて彼の声を聞き、キャラクターを実際に見ることが出来ました」。
とはいえ、撮影初日まで待った結果、カンポス監督が納得するような出来に仕上がらないという心配はなかったのだろうか。パティンソンに対して絶大な信頼を置いていたカンポス監督にとって、そんな心配は無かったようだ。
「彼が最悪の演技を披露するとは考えもしていませんでした。僕としては何も考えずに演技されるくらいなら、変にやられる方が良いですね。何にせよ彼が興味深い演技を披露してくれると信じていました」。
Netflixオリジナル映画『悪魔はいつもそこに』は独占配信中。
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Source: The Insider