トム・ホランド&ロバート・パティンソン新作『悪魔はいつもそこに』場面写真が米公開 ─ ビル・スカルスガルド、セバスチャン・スタンほか出演

スパイダーマン役でおなじみトム・ホランド、『TENET テネット』『ザ・バットマン(仮題)』のロバート・パティンソン、セバスチャン・スタンら豪華キャスト共演のNetflix映画『悪魔はいつもそこに』(原題:The Devil All the Time)より初の場面写真が米国にて公開された。
本作は米オハイオ州の未開拓地・ノッケンスティフを舞台に、“信仰と暴力、贖罪の嵐が巻き起こる”物語。妻の死が間近に迫ったウィラード・ラッセルは、日々祈りつづけ、ついには自らの身体をも捧げる。息子のアーヴィンは学校でいじめられていたが、これをきっかけに行動を起こし始めた。やがてアーヴィンの前には、連続殺人鬼のカップルや信仰心を試す牧師、落ちぶれた保安官などさまざまな人々が現れ、そして20年にわたる物語の全貌が明かされていく。

『悪魔はいつもそこに』は2011年発表の同名小説(邦訳未刊)を映画化したもので、脚本・監督を新鋭アントニオ・カンポスが務めた。米Entertainment Weeklyにて、監督は「第二次世界大戦の末期から、ベトナム戦争にアメリカが関わり始めるころまでを舞台に、さまざまな人生が交錯し、いくつもの物語が絡み合う」作品に仕上がったと述べている。
主人公のアーヴィン役は『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランド。父ウィラードを『IT/イット』シリーズのペニーワイズ役で知られるビル・スカルスガルドが、神父プレストン・ティーガーディンをロバート・パティンソンが演じる。
トムはカンポス監督の過去作品を観て、本作への出演を熱望したという。「田舎町の少年を演じること、違うアクセント、過去の物語、新しい監督。すべてがチャレンジだと思いました」。一方の監督は、トムを「役柄が求めるところへどんどん進んでいく俳優。とても素晴らしくて、ただ座っているだけでも十分観ていられる」と絶賛。ロバートにも「たくさんのアイデアを用意してくれて、予想できない、けれど非常に面白いものになった」「人物に命が吹き込まれるところを見せてもらいました」と賛辞を贈った。

そのほか出演者には、マーベル映画のウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタン、『アンダー・ザ・シルバーレイク』(2018)のライリー・キーオ、『ファースト・マン』(2018)のジェイソン・クラーク、『マグニフィセント・セブン』(2016)のヘイリー・ベネット、『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズのミア・ワシコウスカ、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)のエリザ・スカンレンら。文句なしに豪華な顔ぶれが、トム演じるアーヴィンの物語を彩る。

ちなみに、トムが「ロケーションが登場人物と同じくらい重要」な作品だとも語っていることもポイントだろう。舞台はオハイオ州だが、撮影はアラバマ州にて行われた。監督によると、ロケ地は「アラバマ北部の大部分にまたがっていた」というが、「アラバマではあまり映画が撮られていないので、ほかの土地ほど(アラバマだとは)わからないと思います」。トムも、アラバマの土地は作品にふさわしかったと強調している。
Netflix映画『悪魔はいつもそこに』は2020年9月16日より全世界独占配信。プロデューサーには俳優ジェイク・ギレンホールも名を連ねた。
Source: Entertainment Weekly