レオナルド・ディカプリオ、芸名「レニー・ウィリアムズ」と命名されたが父親が「死んでも許さん」と拒否っていた

レオナルド・ディカプリオは、もしかしたら「レニー・ウィリアムズ」という芸名で活動していたかも知れなかった?若き日の驚きのエピソードが語られた。
主演最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が好評のディカプリオ。共演のベニチオ・デル・トロと共にポッドキャスト番組「New Heights with Jason and Travis Kelce」にゲスト登場すると、「演技のキャリアの中で、“Holy Shit(なんてことだ)”と感じた瞬間は?」との質問で子役時代の苦労を振り返った。
ディカプリオは、ブレイクダンスに励んでいた子役時代、「畜牛みたいに並んで」オーディションを受ける日々があったという。他の子役たちと共に並んでいると、担当者がその場で一人ずつ指をさして「イエス」「イエス」と選んでいくというものだ。しかし、ディカプリオはいつも「ノー」と落とされることばかり。父親に「こんなのひどい」と泣きつくと、「いつかきっと自分の番が来るから、とにかく続けろ」と励まされたという。
そうするうち、ようやく初めてのエージェントを獲得したディカプリオ。しかし、エージェントから「君は名前が民族的すぎる」と指摘されたという。
「どういうことですか?レオナルド・ディカプリオですよ」と納得できずにいると、エージェントは「だめだ、民族的すぎる。この名前では雇えん。君の新しい名前はレニー・ウィリアムズだ」と言い渡したという。
『千と千尋の神隠し』湯婆婆のような宣告に、当時12〜13歳だったディカプリオが「レニーってなんですか?」と困惑していると、「君のミドルネーム(Wilhelm / ウィルヘルム)から取って、作った名前だ。今日から君はレニーだ」と、強制的に名前が変えられてしまったという。
これに最も納得しなかったのはディカプリオの父親だ。新しい芸名が入ったディカプリの宣材写真を見るや、ビリビリに破って「死んでも許さん!」と断固拒否したという。そのためか、ご存知のように彼はレオナルド・ディカプリオの本名で名を馳せることとなったのだ。
このトークを隣で聞いていた共演者のベニチオ・デル・トロにも、なんと同じような経験があったという。「僕も言われたことがあるよ。“君はベニー・デルだ”と」と、意外な芸名候補を明かした。ディカプリオは、「僕たちレニー・ウィリアムズとベニー・デルだ!」と面白がっている。
レニー・ウィリアムズとベニー・デル……もとい、レオナルド・ディカプリオとベニチオ・デル・トロが共演の映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、ポール・トーマス・アンダーソン監督による最新作。ディカプリオは最愛の娘と平凡ながらも冴えない日々を過ごす元革命家のボブ役を、デル・トロはボブのピンチに現れる謎の空手道場の“センセイ”(デル・トロ)役を好演。息を持つかせぬ怒涛のチェイスバトルを描く壮大なジェットコースター・ムービーだ。
『ワン・バトル・アフター・アナザー』は2025年10月3日、日本公開。
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