【特集】『ローグ・ワン / スターウォーズ・ストーリー』キャシアン・アンドア役の俳優、ディエゴ・ルナって?
いよいよ公開が迫ってきた『ローグ・ワン / スターウォーズ・ストーリー』。
主人公ジン・アーソを支える監視役のキャシアン・アンドア役を、メキシコ出身の俳優ディエゴ・ルナが演じている。
なにを隠そう、私は以前からディエゴ・ルナの大ファンだ。しかし、「好みのタイプは?」と聞かれ「1番好きな顔はディエゴ・ルナ」と答えても、返ってくるのは「え、誰……?」という冷たい反応ばかり。日本では圧倒的に知名度が低いので致し方ないと諦めてきたが、『ローグワン / スターウォーズ・ストーリー』の重要な役にキャスティングされた今、ついに彼の時代がやってきたのかもしれない。(と、勝手に内心盛り上がっている。)
この機会に、彼がどのような俳優なのかをサラリと紹介したい。
ディエゴ・ルナ略歴
ディエゴ・ルナは1979年メキシコ生まれの36歳。メキシコ人の父とイギリス人の母との間に生まれた。母親が2歳のときに自動車事故で亡くなったため、父親の影響を色濃く受けて育った。舞台・映画・オペラのセットデザイナーとして高名だった父親アレハンドロ・ルナの元で、エンターテインメントの世界に没頭していった彼は、幼い頃から子役としてテレビ・映画・舞台で活躍。ちなみに、親友でもある俳優のガエル・ガルシア・ベルナルとは子役時代に知り合った。
彼の運命を大きく変えたのは、2001年の大ヒット作品『天国の口、終りの楽園。』への出演だった。親友のガエル・ガルシア・ベルナルと共に、人妻と身体を重ねながら旅をする思春期の若者を演じ、ヴェネツィア国際映画祭で最優秀新人賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞をガエル・ガルシア・ベルナルと共に受賞。知名度を世界的に広げた。
2004年に出演した『ダンシング・ハバナ』では情熱的なキューバの青年を演じ、女性人気が沸騰。その後も、トム・ハンクス主演『ターミナル』で主人公と仲良くなる空港輸送担当職員を演じたり、2008年にショーン・ペン主演『ミルク』で主人公のかまってちゃんな恋人を演じるなど、存在感を示してきた。ハリウッド映画で活躍する一方、祖国メキシコでの活動も重要視していて、ガエル・ガルシア・ベルナルと映画製作会社を立ち上げ、プロデューサーや監督としても活躍しはじめている。
ディエゴ・ルナの魅力とは
『ローグワン / スターウォーズ・ストーリー』の予告編に出てくるキャシアン・アンドアは、渋い。ほとんど笑顔も見せずに鋭い目つき。デキる男といった感じか。しかし、一般的にディエゴ・ルナが抱かれているイメージは、渋さとは対極にある。
エリック・ストルツとイライジャ・ウッドを足して、ユアン・マクレガー風味を加えたようなディエゴ・ルナの特徴は、ザ・童顔。垂れ目でいたずらっぽく笑う表情が印象的だ。先述の『ミルク』では、自分ではなにもできず泣いてばかりの危ういクズ男を演じていたのだが、その捨てられた子犬のような眼差しで、ショーン・ペン演じる恋人ミルクをブルンブルンと見事に振り回しまくっていた。ちなみに、ケイティ・ペリーの『The One That Got Away』のMVに昔の恋人役で出演したこともある。元気で人懐こい役や、寂しげで少年らしさが残る役の印象が強い俳優だ。
実生活では2人の子どもの父親であり、育児に関するコメントも多いためイクメン俳優というイメージも定着。明るく楽しく元気よく、子どもが大好きなラテンパパ。そんなディエゴ・ルナは、『ローグ・ワン』で一体どのような役を演じるのだろうか?
ディズニーのHPによるキャシアン・アンドアのキャラクター説明にはこう書いてある。
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