ライオネル・リッチーの名曲で綴るミュージカル映画がディズニーで進行中 ─ リッチー自らプロデュース、『クレイジー・リッチ!』脚本家も参加

ポップ・ミュージック界のレジェンドであるライオネル・リッチーの名曲に基づいたミュージカル映画『All Night Long(仮題)』が、米ウォルト・ディズニー・スタジオにて製作されることがわかった。米Varietyが報じている。
ライオネル・リッチーは、1968年にファンク&ソウル・バンド「コモドアーズ」のメンバーとしてデビューを果たし、1982年からはソロ活動を開始。本企画の仮題にもなっている大ヒット曲「All Night Long」を収録した『Can’t Slow Down』で第27回グラミー賞最優秀アルバム賞を獲得し、一躍その名を世界に轟かせた。その後もアカデミー賞歌曲賞受賞曲「Say You, Say Me」やマイケル・ジャクソンと共作のチャリティ・ソング「We Are The World:U.S.A For Africa」などの名曲を生み出している。
本企画は2020年1月にリッチー自身によりディズニー側に持ち込まれたもので、現在は初期段階にあるという。劇中ではリッチーの名曲の数々が使用されることになるといい、劇場での公開が見据えられているとのことだ。
製作はリッチー自らが担当。ほかリッチーのマネージャーであるブルース・エスコヴィッツや『ソーシャル・ネットワーク』(2010)のデイナ・ブルネッティらが就任している。『クレイジー・リッチ!』(2018)などで知られるピーター・キアレリが脚本を務め、現在作業にあたっているという。
アーティストの名曲を扱ったミュージカル映画といえば、全編ABBAの曲で展開される『マンマ・ミーア!』シリーズなど、人気作品も多い。近年では、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)や『ロケットマン』(2019)など、アーティスト自らが製作に参加してヒットを記録している作品もあるため、本企画にも期待が高まるばかりだ。
▼ ディズニー関連の記事
『白雪姫』不振もディズニー挽回自信、『アベンジャーズ/エンドゲーム』2019年以来の「強力なラインナップ」ボブ・アイガーCEO 大作続々 マーベル「量を作りすぎて焦点失ったと認めている」 ─ ディズニーCEO「数を減らして質の良い映画を作る、『サンダーボルツ*』がその最初の好例だ」 方針変換が功を奏した 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』『リロ&スティッチ』米国で同時公開、2億ドル超え大ヒットへ 初夏の話題作ラッシュ アベンジャーズ新章、始動 ─ 『サンダーボルツ*』から『ドゥームズデイ』へ、マーベル新時代の伏線を大整理 PR徹底特集! 『トロン:アレス』10月10日、日米同時公開決定 ─ 15年ぶり新作、音楽はナイン・インチ・ネイルズ 強烈ビジュアルを体感せよ
Source: Variety