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『LOGAN/ローガン』ジェームズ・マンゴールド監督、新作の題材は「PTSDに苦しむ兵士」『ボーダーライン』脚本家と強力タッグ実現

映画『LOGAN/ローガン』が現在非常に高い評価を受けているジェームズ・マンゴールド監督が、2015年のフランス映画『ラスト・ボディガード』のリメイクを手がけることがわかった。同作は『リリーのすべて』マティアス・スーナールツと『イングロリアス・バスターズ』ダイアン・クルーガーが共演した“サスペンス・アクション”なのだが……。

このDVDパッケージからたやすく想像できるように、『ラスト・ボディガード』は日本において“わかりやすいサスペンス・アクション”としてプロモーションされている。しかしながらこの作品、2015年のカンヌ映画祭では「ある視点」部門にノミネートされており、しかも原題は“Disorder”(病、疾患)である。映画ファンなら「もしや」と思われるかもしれないが、やはり“わかりやすいサスペンス・アクション”ではないのだ。

『ラスト・ボディガード』の主人公ヴァンサンは、PTSDを患った戦場からの帰還兵だ。休暇を取った彼のもとに、とある富豪の邸宅でボディガードをするという仕事が入ってくる。自身の不調に苦しめられるヴァンサンだったが、日々の仕事を送るなか、やがて富豪の妻であるジェシーに惹かれはじめるのだった。夫が不在の中、彼はジェシーとその息子を護衛するが……。

ちなみに『ラスト・ボディガード』、海外盤ブルーレイはこんなパッケージとなっている。

『ボーダーライン』脚本家との実力派タッグ

マンゴールド監督は、これまで“過去を背負った男と何者かの関係”を巧みに描き続けてきた作り手だ。代表作『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『3時10分、決断のとき』、そして最新作『LOGAN/ローガン』は、いずれもその物語といって過言ではない。「戦場にてPTSDを患った兵士と、富豪の家族」というシチュエーションはまさしくその形式にあてはまるものだ。その硬派かつ手堅い演出技術とアクションの見せ方は、きっと『ラスト・ボディガード』のリメイクでも存分に発揮されることだろう。

またバラエティ誌によると、この『ラスト・ボディガード』リメイク版は『ボーダーライン』『最後の追跡』を執筆したテイラー・シェリダンが脚本を担当するという。抑制されたセリフと豊かな心理描写の両立を得意とするテイラーの脚本を、マンゴールド監督が丁寧に演出したら……もしや名作が誕生するのではないだろうか。

現在マンゴールド監督は、現在ミステリー作家ドン・ウィンズロウの小説『ザ・フォース(原題:The Force)』の映画化に着手している。『LOGAN/ローガン』でウルヴァリンのフィナーレを描ききった監督の“次の一手”を楽しみにしておこう。

Source: http://variety.com/2017/film/news/logan-director-james-mangold-disorder-remake-sony-1202457544/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/Disorder/dp/B01D4PRKAA/

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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