『ローグ・ワン』後もまだまだ続く宇宙最強の男、ド兄さんことドニー・イェンの日本公開予定映画2本を震えて待て!
ついに『ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー』が公開され、待ちわびていたファンらの感想がSNSなどで続々とアップされている。中でも、アジア人初の主要キャストとなった盲目の僧侶チアルート・イムウェを演じたドニー・イェンに、多くの注目が集まっている。
戦う盲目の僧侶チアルート役で大注目! アクション俳優ドニー・イェンとは?
現在53歳のドニー・イェンは香港で活躍するアクション俳優・監督であり、その圧倒的な強さで‟宇宙最強の男”とまで呼ばれる功夫(カンフー、クンフー)の達人だ。
功夫映画ファンにとってみれば、『ワンス・アポン・ア・タイム外伝 アイアンモンキー』や、金城武と共演した『捜査官X』など、その華麗すぎるアクションでドニー・イェンの魅力を既に知るところだが、今回の『ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー』で初めてドニー・イェンのアクションを見た、という映画ファンも多いようだ。フォースの存在を信じ、盲目でありながらストームトルーパーを薙ぎ払っていくチアルートの姿に、ドニー・イェンの新たなファンが爆発的に増えたことは確実だ。
そこで、新たなファンを獲得し今後の作品が期待されるドニー・イェンの、これから日本で公開される映画を二本ご紹介しよう。
『トリプルX:再起動』
2017年2月24日(金)の公開が決まったのが、ヴィン・ディーゼルがシリーズに復帰を果たす『トリプルX:再起動』だ。本作では、当初キャスティングされていたジェット・リーが降板、代わってドニー・イェンが出演することになったのだが、予告編ではイェンが得意とする空中蹴りの美技も披露している。ストーリーの詳細はまだ明らかにはなっていないが、ヴィン・ディーゼル演じるザンダー・ケイジと共闘するような台詞も見られ、期待は高まるばかりだ。
また、本作にはタイのムエタイ・アクションスターのトニー・ジャーも参戦。ジャーはハリウッド進出を果たした『ワイルド・スピード SKY MISSION』でもアクロバットなアクションを披露しているだけに、ドニー・イェンと拳を合わせるような場面があればますますファンにとっては嬉しいところだろう。
ほかにサミュエル・L・ジャクソン、ディーピカー・パードゥコーンが共演、サッカー界からネイマールがスクリーンデビューを飾っている。
イップ・マンシリーズ最新作
そして、4月から新宿武蔵野館を皮切りに全国順次公開となるのが『葉問3』(原題)だ。
(注:以下は海外版予告編)
葉問とは、あのブルース・リーの師匠であり詠春拳の達人でもあった実在の人物、イップ・マンを指す。そのタイトルの通り、ドニー・イェンは『イップ・マン 序章』、『イップ・マン 葉問』に主演し、本作がシリーズ三作目になる。台湾では2015年12月に公開されており、一年強を経て待望の日本公開となる形だ。
本シリーズの葉問=ドニー・イェンは宇宙最強の異名を持つとおり、とにかく強い。
シリーズ第一作の『イップ・マン 序章』では、1935年に葉問が故郷の佛山で武術館を開館したところから幕を開けるが、さっそく手合わせを願った名立たる達人をことごとく退かせる。やがて佛山が日本軍に占領され、家族の生活も窮する中、ある事件をきっかけに葉問は日本軍兵士たちと空手の使い手・三浦将軍(演じるのは池内博之)と対峙する。
続く『イップ・マン 葉問』では、家族と共にイギリス統治下の香港に居を移した葉問が武術館を開き門下生を得るも、ここでもやはりサモ・ハン演じる洪拳の師範ホンらに目の敵にされる。ここでの葉問とホンの手合わせは圧巻の一言に尽きるので、ぜひともその目に焼き付けて欲しいほどだ。やがて互いに認め合いながらも、興行として行われた英国人ボクサー、ツイスターとの試合でホンを悲劇が襲い、中国武術を見下すツイスターについに葉問がリングへと上がり、クライマックスの壮絶なファイトへとなだれこむ。
ドニー・イェンが出演する映画の中でも、特にイェンの強さ、アクションの美しさ、演技力を堪能できるといっても過言ではないイップ・マンシリーズ。
そして三作目となる本作では、敵役の一人に、葉問の子供が通う学校の土地を狙う悪徳地上げ屋としてマイク・タイソンが登場しているのも大きな話題だ。いまだ拳闘家としての衰えないパワフルなパンチは葉問を寄せ付けないほど。
- <
- 1
- 2