宇宙最強ドニー・イェン、アメリカ&メキシコ政府から指名手配の麻薬組織のドン演じる

“宇宙最強”のドニー・イェン、今度は麻薬組織の首領(ドン)に。
映画『イップ・マン』シリーズや『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)などで知られるドニー・イェンが、新作クライム・スリラー『ゴールデン・エンパイア(原題:Golden Empire)』で麻薬組織のリーダーを演じることがわかった。米Deadlineが報じている。
『ゴールデン・エンパイア』の主人公は、アメリカ、メキシコ両政府から最重要指名手配にかけられた麻薬組織のリーダーである中国系メキシコ人の男(イェン)。物語ではイェン演じる男の複雑なキャラクター性に焦点が当てられ、世界で最も成功した多国籍麻薬王が抱える内面の混乱が描かれるという。
イェンは、『マーシャル 法廷を変えた男』(2017)や『ミッドウェイ』(2020年9月11日公開)などで知られるピーター・ルオと共に製作を兼任する。本作は全編英語となり、撮影は主にアメリカ国内にて行われるという。なお、イェンとルオは、新型コロナウイルス発症の震源地とされる中国・武漢での実情を描くドキュメンタリー映画『Wuhan! Wuhan!(原題)』(現在、ポスト・プロダクション)に続く再タッグとなる。ちなみにルオは、『Chasing the Dragon(原題)』(2017)でギャング役を演じたイェンの演技を見て、本作の主役を演じるのはイェンしかいないと確信したのだそうだ。
この度の発表に際して、ルオは「アジアから北アメリカ、南アメリカまでの大陸を舞台に、『ゴールデン・エンパイア』は世界中の観客に向けた、アジア人俳優が主演で麻薬の売人を演じる最初の大作映画となります」と意気込みを示している。「真正性を保ちながら映画で多様性を見せることが、私たちにとって一番重要でした。このユニークで魅力的な物語は私たちの任務と言えます」。
アジア圏を代表するアクションスターであるイェンは、本作でもキレキレのアクションを見せてくれるのだろうか?それともアクション封印となるのか…?監督や脚本家など、制作陣に関する情報を含めて続報を待ちたいところだ。
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Source: Deadline