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エドガー・ライト、最新作に「ネタバレ禁止令」発令 ─ 『ラストナイト・イン・ソーホー』プレミア上映に絶賛集まる

ラストナイト・イン・ソーホー
© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED

『ベイビー・ドライバー』(2017)のエドガー・ライト監督が放つ最新作、『ラストナイト・イン・ソーホー』は“ネタバレ厳禁”の一作だ。2021年9月4日、第78回ベネチア国際映画祭でのワールドプレミアに際して、監督が“お願いの声明文”をTwitterにて公開した。

「『ラストナイト・イン・ソーホー』のヒロインであるエロイーズは旅をします。まずは田舎から都会へ、そして別の時間へ。

10月29日に映画が(海外で)公開される際には、観客の皆さんにも、その旅に出かけていただきたいと思います。この秋にわざわざ公開を延期したので、できるだけ大きなスクリーンで楽しんでいただきたいと思いますし、また夜が長くなるので、何も知らない皆さんは文字通り震え上がるのではないかと思います。

私や『ラストナイト・イン・ソーホー』のキャスト&スタッフは、ベネチア国際映画祭でのプレミア上映を本当に喜んでいます。そして最初の観客の皆さんには、後から観る方々のため、秘密を口外しないようお願いいたします。

この映画の脚本を執筆している時、皆さんにはエロイーズとともに物語を発見していってほしいと考えていました。ですから、未来の観客の体験を完全なものに保てるよう、どうか『ラストナイト・イン・ソーホー』で起こったことは、ソーホーに置いていってください。」

ラストナイト・イン・ソーホー
© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED

エドガー・ライト最新作、海外で絶賛集まる

『ラストナイト・イン・ソーホー』は、エドガー・ライト監督が60年代ロンドンとホラー映画への愛を込めた“タイムリープ・サイコ・ホラー”。主人公のエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ファッションデザイナーを夢見てロンドン・ソーホーにあるデザイン専門学校に入学するが、同級生との寮生活に馴染めず、街の片隅で一人暮らしを始める。

新居のアパートで眠りについたエロイーズは、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見るサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に出会ったエロイーズは、身体も、感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実に影響し、充実した毎日を送れるようになったエロイーズはタイムリープを繰り返していく。しかしある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまい、さらに現実にも謎の亡霊が現れて……。

ベネチア国際映画祭のプレミア上映後には5分間のスタンディングオベーションが起こり、海外メディアでは「今年最高の音楽映画」「強烈で非常にスタイリッシュなスウィンギングロンドンのサイコスリラー。アニャ・テイラー=ジョイの演技が光る。エドガー・ライト監督の未知なる世界への旅は、とても満足のいくものだ」「エドガー・ライトらしさを残しながらも全く新しい。なんて素晴らしい映画だ」などの絶賛が寄せられている。

なお、上映にあわせて行われた記者会見にはエドガー・ライト監督のほか、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス、マイケル・アジャオ、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ(脚本)が参加。監督は本作のテーマは「過去を理想化するのは危険だということ」だと述べた。

「時が経つと、その時代を知らない人々が、当時の良い面ばかりに目を向けるような傾向があると思います。たとえば、60年代はファッションやカーナビー・ストリートの時代と言われるようになり、それが『オースティン・パワーズ』の華美な衣装のようなものに至るわけです。しかし、よく考えてみると、今現在に起きている悪いことは、すべて当時にも起きていたことです。」

映画『ラストナイト・イン・ソーホー』は2021年12月、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開

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Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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