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デッドプールとウルヴァリン、どうして再共演できないの?「ヒュー・ジャックマンが…」ライアン・レイノルズ、ボヤく

ライアン・レイノルズ
[左]https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19569352488/ [右]https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9355825279/ Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

公私ともに親交が深いことで知られる、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンデッドプール役のライアン・レイノルズ
コミック映画ファンが待望している二人の再共演だが、その関係は『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009)に端を発する。同作で二人はウルヴァリンとデッドプールとしての共演を果たしたわけだが、この映画に登場したデッドプールは……どう表現するのが適切だろうか、コミックファンの知るデッドプールではなかった

その後、ティム・ミラー監督の手によって、“俺ちゃん”の単独映画『デッドプール』(2016)が実現。コミックのキャラクターを全面に活かし、激しい暴力描写とユーモアを炸裂させた同作は高い支持を獲得した。この機に乗じていよいよウルヴァリンとの再共演なるか、と思われたのも束の間、ヒューは『LOGAN/ローガン』(2017)でウルヴァリン役を卒業してしまう。夢のクロスオーバーはこのまま実現せずに終わってしまうのか……。

続編映画『デッドプール2』の公開を控えた今、ライアンはヒューに対して、ウルヴァリンとデッドプールの再共演を熱烈にオファーしている。ファンは観たい、ライアンは演じたい、じゃあどうして実現しないの? 米Variety誌の取材にて、ライアンは「ヒュー・ジャックマンがね…」とボヤいてみせた。

「(ウルヴァリンとの共演は)長年の夢なんですが…残念ながらヒュー・ジャックマンがね。人の皮をかぶった段差みたいなもんですよ、スピードが落ちちゃう。まあ、彼は(ウルヴァリンを)辞めちゃったんで…様子を見ましょうよ。」

これまでにもライアンは、公の場でヒューへの公開オファーを続けてきた。しかし「奴は僕のタイムラインでは生きてますから。走り回ってますから。準備万端、是非やりたい」と言い放つ一方で、「ヒューを説得するのは不可能に近いと思う」とも述べていたのである。やはり卒業したヒューを呼び戻すのは、友人たるライアンでも難しいということか……。

なお2018年5月10日(米国時間)、ヒューはテレビ番組「Good Morning America」にて、こうした公開オファーへの返答を生放送で語っている。

「やあ、ライアン、元気? ライアン、君のことは大好きだし、デッドプールも大好きです。映画を観るのを楽しみにしてるよ。君は僕の親友だし、ブレイク(・ライブリー。ライアンの妻)や家族、全部を大切に思ってます。でも(ウルヴァリン役は)ちょっと勘弁してほしい。さすがに難しいよ、やり過ぎだと思う。カッコ良くないって。」

かなりバッサリと断っているヒューだが、のちに『デッドプール2』を観た後には、その完成度に感銘を受けたようで、SNSを通じて「『デッドプール2』は天才の仕事だった。最高でした」コメントしている。映画自体がヒューの胸を打ったことで、いずれ夢の再共演が実現することを祈りたいが…!

映画『デッドプール2』は2018年6月1日より全国ロードショー

『デッドプール2』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/

Sources: Variety, GMA
Eyecatch Image: [左]Ryan Reynolds [右]Hugh Jackman Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。