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【ネタバレ解説】『デッドプール&ウルヴァリン』がホンダ・オデッセイをやたらイジっていた理由

デッドプール&ウルヴァリン
(c) MARVEL 2024

この記事には、『デッドプール&ウルヴァリン』のネタバレが含まれています。

『デッドプール&ウルヴァリン』劇中、虚無の世界に堕とされてしまったデッドプール&ウルヴァリン。そこで出会ったナイスプールから、愛車のホンダ・オデッセイをレンタルすることに。ところがデッドプールは、ホンダ・オデッセイを見るや否や「クラミジア感染症を車にしたようなもの」と散々文句を垂らす。

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デッドプールとウルヴァリンはホンダ・オデッセイの車内にて血で血を洗う乱闘を繰り広げ、クルマはボロボロに。その後、ホンダ・オデッセイはエレクトラ、ブレイド、ガンビットを乗せて決戦の地へと乗り込む大活躍も見せる。いつしかデッドプールも、「思っていたほど悪い車じゃない」と評価を改める。

デッドプール&ウルヴァリン
(c) MARVEL 2024

デッドプールとウルヴァリンが車中で乱闘するシーンには、きちんと狙いがあったようだ。米Colliderで語られたショーン・レヴィ監督の解説によれば、だだっ広い虚無の地と、非常に閉鎖的なミニバンの車内という対比を楽しむためで、脚本の初期稿から常に考えられていたものだそう。ちなみに車中での格闘シーンは、実際の車両を使い、また実際の森の中で、丸2日での撮影となったという。

デッドプール&ウルヴァリン
© 2024 20th Century Studios / © and ™ 2024 MARVEL.

日本の街中でもお馴染みのホンダ・オデッセイのデビューは1994年で、2024年でちょうど30周年だ。ファミリーカーとしても支持されており、もっとクールでワイルドな車を求めていたデッドプールにとっては期待外れだったかもしれない。ライアン・レイノルズ曰く、車のディーラーとして生活していたウェイド・ウィルソンは、ホンダ・オデッセイに理不尽な恨みを抱いていたそう。

それでは、なぜホンダ・オデッセイでなくてはならなかったのかというと、監督のショーン・レヴィがオデッセイに乗っているかららしい。しかも、ベッツィという名前もつけているそうだ。「だから劇中でもベッツィと呼ばれているんです」とレイノルズ。つまりオデッセイいじりは、メタ的にはショーン・レヴィ監督イジりだったわけである。

ちなみに劇中ではウルヴァリンがホンダ・オデッセイを運転していたが、演じるヒュー・ジャックマンはかつて日本でトヨタの「クラウン アスリート」CMに出演し、GReeeeN(現:GRe4N BOYZ)の「キセキ」英語版を歌いながら運転姿を披露している。YouTubeに映像が残っているぞ。

Source:Collider

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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