【ネタバレ】『デッドプール&ウルヴァリン』俺ちゃんの「全てを変えた」超重要カメオシーンを振り返る


『デッドプール&ウルヴァリン』俺ちゃん、アベンジャーズに入るためにハッピーを訪問していた
『デッドプール&ウルヴァリン』の舞台は前作『デッドプール2』から6年後の2024年。恋人ヴァネッサと別れてしまったウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)はデッドプールを引退し、車のセールスマンとして普通の暮らしを送っていた。劇中前半では、ウェイドがセールスマンとしての道を歩むきっかけが明かされた。
遡ること2018年3月、『デッドプール2』での物語を経て世の中の役に立ちたいという思いがいっそう増したウェイドは、TVAが定めるところの神聖時系列であるアース616を訪れ、トニー・スターク/アイアンマンの運転手から警備部長に昇進したばかりのハッピー・ホーガン(ジョン・ファヴロー)と面会する。理由は、アベンジャーズに志願するためだ。
ハッピーから「なぜアベンジャーズに入りたいんだ?」と問われたウェイドは、素直に自分本位な理由を回答。これにハッピーは、アベンジャーズは自分たちを必要とする人のために存在するのだと説く。人には向き不向きがあるというハッピーの助言をウェイドは真摯に受け止め、自分の世界(アース10005)へと帰るのだった。まさかウェイド、かつてアベンジャーズ入りを志願していたとは……。
ところでこの就職面接が行われた頃、アース616ではどんなイベントが起きていただろうか。2018年春といえば、ちょうど『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』(2018)で描かれたサノスとの大戦が行われる頃だ。ソコヴィア協定をめぐって対立したトニー・スターク/アイアンマンとスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカの両陣営は打倒サノスという共通の目的のためにそれぞれ立ち上がる。


一時は勝利に近づいたアベンジャーズだったが、インフィニティ・ストーンを揃えたサノスを前に完敗。全生命の半分が指パッチンによって消滅してしまった。
ウェイドがハッピーと面会したのは結果的に、アベンジャーズに人手が一番必要とされる時期だったということだが、もしもハッピーとの面接に合格していたらサノス戦も違った結末になっていたかもしれない……?アース10005の“安楽死”を望んでいたTVAのパラドックスも手放しでウェイドの決断を喜んだことだろう。

『デッドプール&ウルヴァリン』の終盤でウェイドが見せた、大切な家族を救うために自分を犠牲にすることも厭わない勇敢な姿は、まるでアベンジャーズのようだった。ある意味、ウェイドが再びヒーローになることを後押ししたのがハッピーだったとは。いつか2人の再会にも期待したい。

ハッピーを再演したジョン・ファヴローにとっては、『スパイダーマン: ノー・ウェイ・ホーム』(2021)ぶりのMCU実写復帰となった。『デッドプール&ウルヴァリン』を手がけたショーン・レヴィ監督によれば、カメオ登場した俳優全員がオファーをノリノリで快諾していたというから、きっとファヴローもそうだっだのだろう。
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