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『デッドプール2』ファンタスティック・フォーを登場させる計画があった ― リブート版脚本家、当時を謝罪

デッドプール
Photo by G.Weston https://www.flickr.com/photos/114207244@N07/26220339309/

“俺ちゃん”デッドプールがスクリーンで再び大暴れした、映画『デッドプール2』(2018)には、完成版とはまるで異なる内容が一時構想されていたようだ。前作『デッドプール』(2016)を手がけたティム・ミラーがプロジェクトに携わっていた当時、なんと本作にはファンタスティック・フォーを登場させる計画があったという。

このたび『デッドプール2』に関わっていたコンセプト・アーティストのアレクサンダー・ロザーノ氏が、実際に制作されたファンタスティック・フォーのコンセプトアートをInstagramにて公開した。なおロザーノ氏は第1作に携わっていたが、『デッドプール2』からはミラー監督の降板とともに離脱したようだ。

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このコンセプトアートからは、ミラー監督がリブート版『ファンタスティック・フォー』(2015)のメンバーを再登場させようとしていたことがうかがえる。それぞれのアートに描かれているのは、リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック役のマイルズ・テラー、ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ役のマイケル・B・ジョーダン、スーザン・ストーム/インビジブル・ウーマン役のケイト・マーラなのだ。
描かれているコスチュームはリブート版『ファンタスティック・フォー』とは異なるが、ミラー監督には自身のアイデアがあったようだ。ロザーノ氏によると、ミラー監督はベン・グリム/ザ・シングのデザインに細かく指示を出しながら、原作に忠実なデザインを目指していたという。

『デッドプール2』にどのようにファンタスティック・フォーを登場させるつもりだったのか、どれくらいの役割を担わせる想定だったのか、当時の構想の詳細は明かされていない。しかし、もしもこのアイデアが実現していれば、デッドプール&ファンタスティック・フォーのタッグはもちろん、出演者としても非常に豪華な顔ぶれが揃ったものとみられる。

ところでリブート版『ファンタスティック・フォー』といえば、興行的・批評的に大きな苦戦を強いられた作品だった。ロザーノ氏がコンセプトアートを公開したのと時期を同じくして、リブート版で脚本を手がけたジェレミー・スレイター氏は、当時についてファンに謝罪している……。

「死ぬまでにやりたい夢の企画が3つあった。ひとつはマーベル(うーん…みなさん、あの時はすみませんでした)、ひとつはスター・ウォーズ、そしてもうひとつがスティーブン・キング。」

映画『デッドプール2』ブルーレイ&DVDは2018年9月12日(水)発売

Sources: Alexander Lozano(1, 2, 3, 4), Jeremy Slater
Eyecatch Image: Photo by G.Weston

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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