【ネタバレ】『デッドプール&ウルヴァリン』ラストシーンの裏の意味が判明 ─ ローラはその後どうなる?


『デッドプール&ウルヴァリン』俺ちゃんたちと合流したローラの今後は?
『デッドプール&ウルヴァリン』では、俺ちゃんことデッドプール(ライアン・レイノルズ)と黄色のスーツに身を包んだウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)が世界の破滅を防ぐため、タッグを組んだ。さらに、旅の途中では新たな仲間と出会い、虚無の地を支配していたカサンドラ・ノヴァとの戦いに挑んでいった。
出会った仲間の一人が、かつて『LOGAN /ローガン』のウルヴァリンと行動を共にしていた少女、ローラ/X-23だった。英語も流暢となり、過去の過ちから自分を蔑んでいた黄色スーツのウルヴァリンに優しさを見せるなど、心身ともに成長を見せていた。
カサンドラ・ノヴァを見事倒し、世界の危機を救ったデッドプールは、その場を去ろうとしていたウルヴァリンを自宅に招待。ラストでは『デッドプール』シリーズの仲間も呼び、ピザパーティで盛り上がっていた。そこには、ウルヴァリンだけでなくローラの姿も。TVAの協力もあり、虚無の地から抜け出すことができたようだ。中身こそ違えど再びウルヴァリンと再会したローラは、今後どんな道を歩むのだろうか。
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ローラのこれからについて、米Entertainment Weeklyで聞かれたショーン・レヴィ監督は、予想外の回答をしている。なんとローラの今後は全く知らないのだという。
「正直に言うと、この映画はどんな作品への続編やもう1作を準備するために作ったものではないんです。ケヴィン(・ファイギ)は僕たちに、この先の物語に尽くすよう要求したことは一度もありません。例えば、なんでソーは泣いていたんだと言うことをよく聞かれますが、その答えは、知るわけないだろ、なんです。誰も知らないんです。ただその理由を探す手助けは快く引き受けたいですね。」
監督の言う“ソーは泣いていた”というのは、TVA本部のモニターに映し出されていた、デッドプールを抱きながらソーが涙を流す姿をとらえたシーンのこと。劇中ではこれから起こる未来の出来事だと説明されたため、ファンの間では同シーンをめぐる疑問があがっていたのだ。
話をローラに戻し、「X-23は最後に見ましたね」と語るレヴィ監督は、ラストシーンのローラの姿が別の可能性を生み出していると指摘する。「ローラが最後のピザパーティにいたというのは、他の人たちが虚無の地を抜け出せたかもしれないということを示唆しています」。
つまり、ローラと共に戦ったエレクトラやブレイド、ガンビットも虚無の地を抜け出し、それぞれの故郷に帰ったという可能性だ。「それ以上のことは僕も本当に分かりません」と強調するレヴィ監督だが、「そうした物語を伝えられたいいなと心から願っています」とも。現時点でMCUでの今後の予定は何もないというが、『デッドプール&ウルヴァリン』の公開を経て、「マーベルとはまだ終わっていないという自信が増しました」とレヴィ監督は前向きに語っている。
ローラ役のダフネ・キーンも再演には並々ならぬ意欲を見せている。なんと、「また演じるためならお金を払ってもいい」という。「私にとっては、表面をこすったに過ぎません。ファン目線で言えば、彼女は複雑でイカしたキャラクターですから」。
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Source:Entertainment Weekly,Comicbook.com