『デッドプール&ウルヴァリン』汚すぎてさすがにNGを食らったジョークが一つだけあった ─ 「墓場まで持っていく」と監督

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のR指定映画となった『デッドプール&ウルヴァリン』では、際どいジョークが矢継ぎ早に飛んできた。“やりたい放題”を貫く俺ちゃんだったが、ショーン・レヴィ監督によれば唯一変更を求められたジョークが存在したのだという。
お下品で口汚いジョークが売りのデッドプールだが、本作を製作する上ではジョークに関するルールが存在したのだとか。「決して殴り倒すようなことは言わないこと、受け止められる人にだけ小便を浴びせることです」とショーン・レヴィは米Entertainment Weeklyに語っている。
劇中では、2023年に離婚したヒュー・ジャックマンをイジるジョークも登場したが、使用許可をヒューに得ていたという。「メタ的な意味でヒューのことが描かれているとき、ヒューはいつも最初に大笑いしていました」と監督は振り返る。
その上で、レヴィ監督は「変更を求められたセリフが映画全体で1つだけありました」と告白。このセリフは、同じくらい汚い「ピノキオがデッドプールのケツに顔を突っ込んで狂ったように嘘をつき始める」というジョークに置き換えられたそうだ。
本作では、薬物使用に関する内容を除いてはジョークについてディズニーから制約は一切なかったことが明かされている。劇中では、そのやり取りの事実ごとジョークにしてしまうという力技演出も披露されていた。
お蔵入りとなってしまったジョークが何なのか気になるところだが、なんとレヴィ監督、ライアン・レイノルズとともに「そのセリフを墓場まで持っていく約束をした」という。となると未公開シーンなどでも拝めないということなのだろうか。その場合、俺ちゃんに墓を掘り返してもらう以外なす術はなさそうだ……。
▼ 『デッドプール&ウルヴァリン』の記事
Source:Entertainment Weekly