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【インタビュー】『ドクター・スリープ』呪われたホテルへもう一度 ─ 「思い出の中を歩ける」ユアン・マクレガーと監督が語る

ドクター・スリープ
©2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

『シャイニング』(1980)から40年後、惨劇を生き延びた少年ダニーが、再びあの“呪われたホテル”へと戻る。ベストセラー作家スティーヴン・キングの最高傑作『シャイニング』のその後を描く映画『ドクター・スリープ』が、2019年11月29日より公開となる。

印象深い幾何学模様の床、左右対称の神経質な構図、廊下の向こう側に立っている双子の姉妹、そして237号室……。映画ファンにとっても、『ドクター・スリープ』で呪われたホテル(オーバールック・ホテル)へ再訪できる機会は非常に意義深いものだ。あの呪われた地をもう一度訪れる瞬間は、観客にとってどんなものになるだろうか?THE RIVERからの質問に、ダニー役で主演のユアン・マクレガーと、マイク・フラナガン監督が海を越えて答えてくれた。


ユアンからは、「とても象徴的なシーンです。オーバールック・ホテルのシーンには、キューブリック作品(=『シャイニング』)からの映画的引用もたくさんありますから。皆さんもきっと気付かれると思いますよ」との返答。前作のファンであれば、きっと感慨深い鑑賞になりそうだ。

ドクター・スリープ
©2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

監督からは、まず「オーバールック・ホテルのセットは、キューブリックの設計図を元に正しく再現しています」との紹介。続いて「私がホテルのセットに入った時、魂が身体の外に出るような独特の感覚があったんですよ」と教えてくれた。「だって、オーバールック・ホテルなんて、映画愛好家として自分の想像の中に存在していた場所ですから。実際に足を踏み入れた時は、思い出の中に入っていくような感じ。とても幸せな気持ちでした。怖い場所だし、恐ろしいことが起こってしまう場所ですけど、私はずっとニコニコしてましたね。」

どうやら『ドクター・スリープ』では、『シャイニング』呪われたホテルの完全再現に相当こだわったようだ。「私が感じたのと同じ喜びを、観客の皆さんにも感じて欲しいんです。子供時代の思い出に再訪するような。ホラーに対する、初期の思い出ですね。その思い出の中を歩けるんですよ。観客の皆さんも、そのほんの一部でも体験してもらえれば。『シャイニング』を賛美する、それがこの映画でやりたかったことです。もしそんなことを少しでも感じてもらえれば、この映画は成功に近くなると思います」と続けた監督。

雪山の上にそびえ立つ、あの忌まわしきホテルをもう一度訪れた時、一体どんな気持ちになるのだろう。監督が感じたような懐かしい気持ちはもちろんだが、一方ユアンは「怖がってもらいたいですね。すごく怖がってもらえたら良いな(笑)」と挑戦的な言葉を返している。「だって、それを狙っていますからね。ビビらせたい。」

映画『ドクター・スリープ』は2019年11月29日(金)全国ロードショー。ハロー、ダニー……。

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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