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『ドクター・スリープ』続編が頓挫 ─ 「ずっと悔やんでいます」と監督

ドクター・スリープ
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巨匠スティーヴン・キングの傑作小説『シャイニング』の40年後を描いたドクター・スリープ』(2019)の続編製作が頓挫していたことを、監督のマイク・フラナガンが明らかにした。

ユアン・マクレガー演じるダニーの周囲で不可解な事件が起こり、謎を追うために40年ぶりに再び訪れたホテルで出会う新たな恐怖を描いた『ドクター・スリープ』。本作の公開前から米ワーナーは続編製作に意欲を示し、作品の重要人物であるディック・ハロランに焦点を置いた作品に向けてフラナガンを再度起用していた。しかし『ドクター・スリープ』の最終興収が約7,200万ドルに留まったこともあり、プロジェクトの先行きは不透明な状態にあった。

フラナガンは自らのTwitterアカウントでディック・ハロランの後ろ姿が描かれたファンアートのポスターを引用し、「もう少しのところでした。この作品を実現できなくてずっと悔やんでいます」とプロジェクトが正式に中止となったことを公表。いちフォロワーからの「なぜ実現しなかったのですか?」とのリプライに「『ドクター・スリープ』の興収が思わしくなく、ワーナー・ブラザーズが続行しないと判断したのです、決めるのは彼らですから」と返すと「楽しみにしていたので残念です」「過小評価されすぎですよ」などコメントが相次いだ。

『シャイニング』関連プロジェクトといえば、物語の舞台であるオーバールック・ホテルの起源に迫る前日譚企画も以前お蔵入りとなっている。今もなお絶大な人気を誇る作品だけに続編や前日譚に期待を寄せるファンも多かっただろう。グッチが先日公開したスタンリー・キューブリック監督作の映画シーンを再現したブランドの最新キャンペーン で、『シャイニング』の鮮烈なビジュアルに感銘を受けたファンも多いはず。この先、きっと新たな形でプロジェクトの再起があると思いたい。

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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