『エクス・マキナ』監督、2012年『ジャッジ・ドレッド』を事実上監督していた ― クレジットは別人の表記に

最新作『アナイアレイション -全滅領域-』の世界配信を控えるアレックス・ガーランド監督が、実は2012年の映画『ジャッジ・ドレッド』で本編の大部分を監督していたことがわかった。同作で主演を務めたカール・アーバンが明かしている。
映画ファンや批評家からの好評を集めた『エクス・マキナ』(2015)で監督デビューを果たしたガーランドは、『28日後…』(2002)や『サンシャイン 2057』(2007)、『わたしを離さないで』(2010)などで脚本家・プロデューサーとしてキャリアを積んできた。彼は『ジャッジ・ドレッド』で脚本・製作を兼任しているが、実際には同作が事実上の監督デビュー作だったというのである。
『ジャッジ・ドレッド』はイギリスの同名コミックを映画化した作品で、1995年にもシルベスター・スタローン主演で映画化されている。2012年版で監督としてクレジットされているのは、『バンテージ・ポイント』(2008)のピート・トラヴィスだった。
カール・アーバン、喋りすぎる
『ジャッジ・ドレッド』で主演を務めたカール・アーバンは、新作映画のプロモーションのため、米Jobloのインタビューに登場。そこでドレッド役の再演について尋ねられると、ノリノリでこう回答したのだった。
「またドレッドを演じてみたいですよ。でも、もし実現しなくても幸せですね。カルト映画の傑作として、皆さんに長い間楽しんでもらえているんですから。『ジャッジ・ドレッド』が成功した大きな理由はアレックス・ガーランドですよ。多くの方がご存知ないですが、実際にはアレックス・ガーランドがあの映画を監督したんです。」
カールはガーランド監督による続編を熱望しつつ、映画ファンに対してこのように呼びかけている。
「アレックス・ガーランドのフィルモグラフィーで、最初の監督作品は『ジャッジ・ドレッド』だと思ってほしいんです。『エクス・マキナ』より先に撮ったわけですから。こう考えましょうよ。『ジャッジ・ドレッド』、『エクス・マキナ』、『アナイアレイション』なんだと。」
米Colliderによれば、ガーランドは『ジャッジ・ドレッド』に共同監督としてクレジットされることを望みつつも、製作以前の契約があったために実現しなかったのだと記している。ちなみにガーランド自身は、『ジャッジ・ドレッド』の続編を作ることには消極的なのだとか……。
アレックス・ガーランド監督の最新作『アナイアレイション -全滅領域-』は2018年3月12日にNetflixにて全世界同時配信。なお『ジャッジ・ドレッド』のブルーレイ&DVDは現在発売中だ。
Sources: http://www.joblo.com/movie-news/exc-karl-urban-says-alex-garland-directed-dredd-updates-on-reprising-role-329
http://collider.com/alex-garland-directed-dredd-says-karl-urban/
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