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ロシア発の航空パニック超大作! 映画『フライト・クルー』が紡ぎ出した“ロシア映画の集大成”を見よ!

洋上の火山島で起きた大地震&大噴火! 非常通報を受けた1機のチャーター機が被災した島民たちを乗せて決死の脱出を試みる! ロシア発の航空スペクタクル・パニックの大傑作『フライト・クルー』が、オンライン上の映画館『DIGITAL SCREEN』でいよいよ上映スタートだ。予算9百万ドル(約10億円)で制作された本作は、ロシア国内で2016年に最も興行収入をあげた映画となり、ハリウッド映画にも引けを取らないロシア映画の集大成として空前の大ヒットを記録した。

国内では、ヒューマントラストシネマ渋谷で今年1月に開催された日本未公開の良作・奇作を集めた映画祭『未体験ゾーンの映画たち2017』で初上映され、以後も各地で順次公開された本作は、その90年代風のディザスター描写が巷で話題となり、2017年7月にはDVDの発売も予定されている。ロシア屈指のキャスト&スタッフで描く、ディザスター映画×航空パニックの傑作がここに誕生した。

『フライト・クルー』あらすじ

(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP
(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP

空軍パイロットのアレクセイ(ダニーラ・コズロフスキー)は上官の輸送命令に背いたことで軍を解雇されてしまう。航空会社に転職したアレクセイは、厳格なベテラン操縦士のジェンチェンコ(ウラジミール・マシコフ)の指揮下、訓練生として採用される。
ある日、彼らが操縦する航空機に、洋上の火山島から避難通報が入り、被災した人々の救助へと向かった。しかし、タイミング悪く、島では大噴火が起こり、空港はパニックに陥ってしまう。火山の溶岩流が徐々に滑走路に押し寄せ、次々と航空機を飲み込んでいく―。ジェンチェンコとアレクセイは残った2機に分かれ、避難した人々を乗せて、島からの脱出を試みる。しかし、先発したジェンチェンコの機体は離陸時の衝撃で損傷を受け、飛行困難となり、墜落は時間の問題となってしまった。荒れ狂う上空で絶体絶命の航空機。そして、ジェンチェンコとアレクセイは、人々を救う為、とんでもない救出作戦に打って出る―。
すべては、2人のクルーに託された!!(『DIGITAL SCREEN』より引用

ロシア興行成績1位の大ヒット作が遂に日本上陸!

(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP
(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP

圧倒的な映像表現! 息を呑む見せ場の連続! ロシア国内で記録的な大ヒットを飛ばした航空スペクタクル・パニックの意欲作がいよいよ日本に“着陸”。目の肥えた映画ファンも思わず唸る、文句ナシの傑作ムービーだ…! そこには、キャスト・スタッフもまさに超一流が揃った

2017年4月公開のFPS映画『ハードコア』(’17)で、主人公を追い詰める悪役エイカンを見事に怪演したロシアの人気イケメン俳優ダニーラ・コズロフスキーが、空軍出身の凄腕パイロット・アレクセイ役で主演し、『エネミー・ライン』(’02)『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(’11)など、ハリウッドにも活躍の場を広げているロシアの実力派俳優ウラジミール・マシコフのW主演が実現。メガホンを握るのは『伝説の17番』(’13)で露ゴールデン・イーグル賞を6部門で受賞したニコライ・レベテフ監督だ。

さらに製作には、『太陽に灼かれて』(’95)でカンヌ国際映画祭の審査員グランプリを受賞し、米アカデミー賞では外国語映画賞に輝いたロシア映画界の巨匠ニキータ・ミハルコフが名を連ねる。まさに生粋のロシア産映画と言えるだろう。ロシア随一の製作陣が一挙に集結した、ロシアの映画史に残る新たな傑作に刮目せよ!

本場ハリウッド顔負け!超ド級の“パニック描写”に注目

(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP
(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP

大地震によって島の空港が無残にも崩壊していく緊迫の状況下、さらに地震の影響で島の火山が大噴火を起こし、無数の火砕物が街に容赦なく降り注ぐ。次第に溶岩流が空港までをも侵食し、島の様相は阿鼻叫喚の巷(ちまた)と化す。その様子は90年代に再燃したディザスター映画のテイストをきちんと継承し、どこか懐かしさを感じるほどだ。爆発炎上する航空機や、流れ出る真っ赤な溶岩流などの視覚効果は、ハリウッドのブロックバスター映画に勝るとも劣らない、まさに圧巻の映像体験だ。

それもそのはず、VFX/CGIは『ナイト・ウォッチ』(’06)や『ウォンテッド』(’08)で知られるティムール・ベクマンベトフ監督が率いる経験豊富なVFXチームが担当し、その圧倒的なパニック描写を大胆不敵に描き出している。その映像からは製作陣の気概と本気度が伺える。

一難去ってまた一難、“陸”と“空”ふたつの脱出劇

(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP
(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP

本作では“陸”と“空”で二つの脱出劇が展開する。ひとつは洋上の火山島で巻き起こる、島からの壮絶な脱出劇だ。大地震が起きた火山島は壊滅的な被害を受け、島唯一の空港も大規模なダメージを食らう。主人公のアレクセイらが乗る1機のチャーター機が非常通報を受け取り、すぐさま火山島に進路を向ける。

地震の爪痕が残る空港、更に溶岩流が滑走路に押し寄せるという危機迫る状況だが、そこに追い打ちを掛けるかの如く余震が島を襲う。崩れ落ちる建造物や島民たちの悲痛な叫びが、徐々にパニック映画の様相を呈していく。ジェンチェンコとアレクセイは別々の機に分かれ、地獄絵図と化した火山島からの決死の脱出を試みる! 手に汗握る離陸シーンなどの見せ場の連続には息をつく暇もない。

無事に離陸した2機に待ち構えるのは、先行するジェンチェンコの機が燃料切れ・飛行困難に陥るという新たなる試練だった。ジェンチェンコの機には無事脱出した島民たちがすし詰め状態に乗り、一刻の猶予も許されない緊迫した状況だ。そこに後続するアレクセイの機が登場し、並走飛行のまま乗客たちをアレクセイの機に移すという、前代未聞の危険過ぎるアクロバティックな脱出作戦が決行される!

空で展開する“二つ目の脱出劇”は果たして無事に成功するのか? そして彼らの運命は? ロシアが贈る本気のディザスター・ムービーは紛れもない傑作だ…!

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=LHFXXHxIppM?ecver=1&w=1280&h=720]

【デジタルスクリーン】ウェブサイトはこちら

【フライト・クルー】上映ページはこちら

※デジタルスクリーンは現在パソコンでのみ視聴可能です

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Writer

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Hayato Otsuki

1993年5月生まれ、北海道札幌市出身。ライター、編集者。2016年にライター業をスタートし、現在はコラム、映画評などを様々なメディアに寄稿。作り手のメッセージを俯瞰的に読み取ることで、その作品本来の意図を鋭く分析、解説する。執筆媒体は「THE RIVER」「映画board」など。得意分野はアクション、ファンタジー。