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ロシア発の航空パニック超大作! 映画『フライト・クルー』が紡ぎ出した“ロシア映画の集大成”を見よ!

それもそのはず、VFX/CGIは『ナイト・ウォッチ』(’06)や『ウォンテッド』(’08)で知られるティムール・ベクマンベトフ監督が率いる経験豊富なVFXチームが担当し、その圧倒的なパニック描写を大胆不敵に描き出している。その映像からは製作陣の気概と本気度が伺える。

一難去ってまた一難、“陸”と“空”ふたつの脱出劇

(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP
(C) 2016 CENTRALPARTNERSHIP

本作では“陸”と“空”で二つの脱出劇が展開する。ひとつは洋上の火山島で巻き起こる、島からの壮絶な脱出劇だ。大地震が起きた火山島は壊滅的な被害を受け、島唯一の空港も大規模なダメージを食らう。主人公のアレクセイらが乗る1機のチャーター機が非常通報を受け取り、すぐさま火山島に進路を向ける。

地震の爪痕が残る空港、更に溶岩流が滑走路に押し寄せるという危機迫る状況だが、そこに追い打ちを掛けるかの如く余震が島を襲う。崩れ落ちる建造物や島民たちの悲痛な叫びが、徐々にパニック映画の様相を呈していく。ジェンチェンコとアレクセイは別々の機に分かれ、地獄絵図と化した火山島からの決死の脱出を試みる! 手に汗握る離陸シーンなどの見せ場の連続には息をつく暇もない。

無事に離陸した2機に待ち構えるのは、先行するジェンチェンコの機が燃料切れ・飛行困難に陥るという新たなる試練だった。ジェンチェンコの機には無事脱出した島民たちがすし詰め状態に乗り、一刻の猶予も許されない緊迫した状況だ。そこに後続するアレクセイの機が登場し、並走飛行のまま乗客たちをアレクセイの機に移すという、前代未聞の危険過ぎるアクロバティックな脱出作戦が決行される!

空で展開する“二つ目の脱出劇”は果たして無事に成功するのか? そして彼らの運命は? ロシアが贈る本気のディザスター・ムービーは紛れもない傑作だ…!

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=LHFXXHxIppM?ecver=1&w=1280&h=720]

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Writer

Hayato Otsuki
Hayato Otsuki

1993年5月生まれ、北海道札幌市出身。ライター、編集者。2016年にライター業をスタートし、現在はコラム、映画評などを様々なメディアに寄稿。作り手のメッセージを俯瞰的に読み取ることで、その作品本来の意図を鋭く分析、解説する。執筆媒体は「THE RIVER」「映画board」など。得意分野はアクション、ファンタジー。

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