マイケル・キートン、『ダンボ』での自分を酷評「ティム・バートンを失望させたと思う」

1988年の映画『ビートルジュース』を皮切りに、ティム・バートン監督と5作でタッグを組んでいるマイケル・キートン。その中でも、実写リメイク版『ダンボ』(2019)での自分の演技は「最悪だった」と酷評している。
キートンは『ビートルジュース』で初めてバートン監督作に出演した後、1989年の『バットマン』、1992年の続編『バットマン・リターンズ』で再タッグ。その後およそ27年の年月を経て、『ダンボ』で4度目のタッグが実現した。同作でキートンは、巨大娯楽施設「ドリームランド」の経営者V・A・ヴァンデヴァー役を務めた。
米New York Timesのインタビューにて、「ティム(・バートン)と一緒に仕事をするのが大好きです。でも、なぜ僕たちの相性がいいのか分析したことはありません」と語ったキートン。ただし「ある映画では彼(バートン)を失望させたと思う」と述べ、『ダンボ』を挙げた。
「それは僕の問題で、今でも悩まされています。『ダンボ』の時は何もわかっていなかった。『ダンボ』での僕は最悪でした。」
これに対しバートンは、「君が何のことを言ってるか分からないけど、まあいいや」とだけ返している。
『ダンボ』にはキートンだけでなく、バートンにも苦い思い出がある。ほかのディズニー作品と比べて興行不振だったことに加え、バートンにとっては「ディズニーとの関係が終わった」作品でもあるのだ。最近のインタビューでも、『ダンボ』で創造性を削がれ、引退まで考えたことを明かしていた。キートンのダメ出しに同意せずとも深くコメントしなかったのは、こうした背景もあるかもしれない。
なお、キートンとバートンは、『ビートルジュース』の続編となる最新作『ビートルジュース ビートルジュース』で5度目のコラボレーションが実現。同作では、2人のケミストリーが存分に発揮されているだろう。
『ビートルジュース ビートルジュース』は2024年9月27日(金)より全国劇場公開。
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Source:New York Times