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ティム・バートン監督、マーベル映画をやりたくない理由を明かす「マルチバースはできない」 ─ もうディズニー映画はやりたくない?

ティム・バートン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/7587109732

マイケル・キートンが主演したDC映画『バットマン』(1989)『バットマン リターンズ』(1992)で監督を務めた鬼才ティム・バートンが、ディズニー傘下のマーベル映画を撮らない理由を明かしている。

これまでにバートンは、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)や続編映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016)、実写版映画『ダンボ』(2019)などで監督を務め、ディズニーとは何度もタッグを組んでいる。しかし、『スター・ウォーズ』とマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品、ピクサーのアニメ映画に重点を置いている現在のディズニーに対し、バートンは思うところがあるようだ。

Deadlineによれば、仏ルミエール映画祭の記者会見にてバートンが近年のディズニーについて、「スタジオは非常に同質化・統合化された状態になっています。異なるタイプの作品を受け入れる余地が少なくなっているんです」と言及。マーベル映画は絶対にやらないと付け加え、「僕が扱えるのは一つのユニバースだけで、マルチバースには対応できませんよ」と答えている。

また、バートンは実写版映画『ダンボ』(2019)の経験により、近いうちにディズニーと仕事に戻ることはないだろうとも述べている。

「僕の歴史はディズニーで始まり、そこでのキャリアは雇用と解雇を何度か繰り返しました。『ダンボ』のことで、僕とディズニーの関係は終わったと思っています。僕自身がダンボで、この恐ろしい巨大サーカスで仕事をしていることに気付いて、逃げ出す必要があったんです。あの映画はある意味、かなり自伝的な作品ですよ。」

バートンは、『ダンボ』で主人公ダンボが所属していたサーカス団をディズニーに例え、同作での体験が決して良いものではなかったと示唆している。

なお、これまで映画界に活動の拠点を置いていたバートンは、久しぶりにドラマ界にカムバック。映画『アダムス・ファミリー』のキャラクター、ウェンズデーを主人公にしたNetflixの新作ドラマ『ウェンズデー』全8話で監督を務め、プロデューサーも兼任している。『ウェンズデー』は2022年11月23日よりNeflixで配信スタート予定

「ズボンの上から下着を履くような男が理解できないよ」
「ウェンズデー」新予告編

Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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