ジョシュ・ブローリン、『アベンジャーズ』でイライラしたこととは? ─『デューン』との製作の違い語る
『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)にて、アトレイデス家に仕える腹心にして、主人公の戦闘の指導者でもあるガーニイにふんしたジョシュ・ブローリン。『アベンジャーズ』シリーズではヴィランのサノス役を演じていたことでも知られる俳優だが、このたびふたつの作品での製作の違いについて、Comicbook.comのインタビューを通して説明している。
「マーベルの場合は、“なんで撮影現場に入ってからどんどん変えていくんだ”と思うようなことがたまにありました」とジョシュ・ブローリン。マーベル・スタジオは徹底した秘密主義として知られており、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でのトム・ホランドに至っては脚本さえ与えられなかったほど。もちろん、これは“ネタバレ王子”だからこその対応で、ブローリンは事前にしっかりと脚本を渡されていたようだが、その内容は撮影直前になると変更されることがあったわけだ。さすがのブローリンも「それにはイライラしましたよ」という。
一方で『デューン』の場合は、ブローリンいわく、マーベル・スタジオのように脚本が撮影直前で大きく変わるようなことはなかったようだ。「すべてがすでに明らかにされているものでしたから。原作が存在するので、その内容を隠すのは至難の業でしょう」。マーベル映画にも原作は存在するが、必ずしも同じ物語が展開されるわけではない。『デューン』に関しては、「とても原作に忠実な映画化」としながら、「変更されているものもあれば、アドリブによるものありますし、そのために作られたものもあります」とのことだ。
また、マーベル映画といえば、グリーンバックを用いて撮影されることが多いが、『デューン』では「すべてが現実的で、セットやプロダクションデザインはとにかくスケールが桁違いでした」という。ブローリンは最後に、「マーベルでは自分自身の想像力に委ねられます」としながら、「どちらも魅力的で、注目されるべきものですが、全く異なるものです」と締めくくっている。
ジョシュ・ブローリンが傑作と称賛したSF映画、『DUNE/デューン 砂の惑星』は公開中。
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Source: Comicbook.com