『DUNE/デューン 砂の惑星』デジタル配信開始 ─ ティモシー・シャラメがオスカー・アイザックへの憧れを明かす、インタビュー映像公開

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が新たに手掛けたSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)が、本日2022年2月2日(水)よりデジタルレンタル配信開始となった。あわせて主人公ポール・アトレイデスを演じたティモシー・シャラメのインタビュー映像が到着している。
全宇宙から命を狙われる、たった一人の青年、ポール・アトレイデス。宇宙帝国の皇帝からの命令で一族と共に砂の惑星・デューンへと移住するが、実はそれは罠だったことを知る。父を殺され、巨大なサンドワームが襲い来るその星で、未来が“視える”能力を持ち合わせたポールは、全宇宙の未来のために立ち上がる。全米をはじめ34ヵ国で初登場No.1を記録した驚異のSFアクション超大作だ。この度、本作のデジタルレンタル開始にあわせて主人公ポールを演じたティモシー・シャラメの貴重なインタビュー映像が公開された。シャラメは、本作への出演を決めた理由や憧れの俳優オスカー・アイザックへの思い、ヨルダンでの撮影を振り返る。
アトレイデス家の後継者で主人公ポールを演じたのは、『君の名前で僕を呼んで』(2017)でアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされるなど、演技派として注目を集める若手俳優ティモシー・シャラメ。本作では本格的なアクションにも挑戦するなど新たな一面を見せているが、インタビューの中で出演を決めた理由について、原作とキャラクターたちに惹かれたことが大きかったことを明かしている。
「壮大なテーマの作品はワクワクするし、文学的にも素晴らしいSF作品です。『スター・ウォーズ』や『ウォッチメン』にも通ずる。若くして決断を迫られ葛藤する役柄も魅力的でした。彼には救世主的な要素もありますし。でも彼は、まだ気付いてないんです。そして葛藤を抱えながら行動する。本来であれば権力をもって人々を救うはずなのに、ポールは誰かを殺すことで人々を救うことになるんです。そんな主人公はあまり見ないです。」
続けて本作の脚本についても触れ、作家フランク・ハーバート原作のSF小説1作目で描かれている内容をそのまま映画に落とし込んでいるわけではないとコメント。「脚本担当の人たちは、キャラクターの特徴づけや物語の展開を考慮して必要な部分を抽出しています。原作の熱狂的なファンたちが愛着を持っている要素などもちゃんと盛り込まれている。ドゥニは的確な判断をしました。2作目に入れようとしていたり、ほのめかしていたり」と監督や脚本家たちの手腕を賞賛した。
さらに共演者について話が及ぶと、ポールの父レト・アトレイデス公爵を演じたオスカー・アイザックとの共演が夢だったようで「尊敬するオスカー・アイザックと共演できてうれしい」と笑顔で話し始める。「子供の頃から彼の舞台を見に行ったりしていた。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』や『エクス・マキナ』などにも出演していて」。
本作のロケ地であるヨルダンでの撮影を振り返り「全員にとってよかったです。聖書に書かれている場所での撮影は映画の雰囲気をより厳粛なものにしたと思います。また先史時代と同じ環境に隔離されていたことで、ハンガリーのスタジオに戻ってもずっとその感覚がリアルに残っていました。ヨルダンでの撮影は決して楽ではなかったですけれど」と、ロケ地でのリアルな撮影が本作にとって重要な役割を果たしたと説明。また、有名な砂漠地帯で自然保護区でもある“ワディ・ラム”をまだ満喫できてないというシャラメは、「また行きたい!」とヨルダンを大変気に入った様子だった。
最後に「1作目は今後に向けて必要なことを描いています。世界観を理解し、主人公の冒険の始まりを感じてもらえればいいですね。どんな危険が待ち受けているかを」とシャラメ。「ドゥニの作品らしく没入感があって僕も1人の観客としてワクワクできる映画です」と見どころを教えてくれた。
続編『Dune: Part Two』の製作も決定済み。2023年に日本公開を予定している続編に備え、シャラメ演じるポールの存在感が光る、壮大な物語の始まり『DUNE/デューン 砂の惑星』を目の当たりにせよ。
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』は、先行ダウンロード販売中&デジタルレンタル配信中。2022年3月2日(水)、4K ULTRA HD・ブルーレイ&DVD発売、レンタル開始。