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ティモシー・シャラメのプロフィール、キャリア、おすすめ代表作5選を紹介

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ジャパンプレミア 撮影写真

いまハリウッドで最も勢いのある若手俳優といえば、ティモシー・シャラメだろう。2017年公開『君の名前で僕を呼んで』で一躍注目を浴びるや、ハリウッドの名だたるフィルムメーカーたちの作品に出演を重ね、いまではメジャー映画の主演俳優を務めるまでとなった。

「レオナルド・ディカプリオの再来」とも言われるシャラメ。メディアではその端正なルックスが囃し立てられることも少なくないが、折り紙付きの演技力も兼ね備えた実力派として知られる。本記事では、ティモシー・シャラメのプロフィールや出演作をご紹介しながら、俳優としてのキャリアをじっくりと見ていただきたい。

プロフィール

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ジャパンプレミア 撮影写真

1995年12月27日、米ニューヨーク・ヘルズキッチン出身の27歳。ユニセフでエディターを務めるフランス人の父とブロードウェイの元ダンサーだったアメリカ人の母の間に生まれた。アメリカとフランスの二重国籍を持ち、バイリンガルでもある。姉は同じく俳優のポーリーン・シャラメ

ショービズ界にいた母親の影響もあり、幼い頃から演技の道に進んだシャラメは、2008年に2作の短編映画に出演した後、2009年に「LAW & ORDER」の1エピソードでメジャー作品デビューを果たした。その後は人気ドラマ「HOMELAND」(2011-2020)や『ステイ・コネクテッド〜つながりたい僕らの世界』(2014)、『インターステラー』(2014)、『クーパー家の晩餐会』(2015)といった作品に出演し、着々と経験を積み上げていった。

並行して学業も両立させ、アート系の名門として知られるラガーディア芸術高校に入学。発表会などで演技力に磨きをかけた。高校卒業後はコロンビア大学に入学し、文化人類学を専攻。1年間在籍した後、俳優活動に専念すべく、ニューヨーク大学に編入した。

転機が訪れたのは、2017年。ルカ・グァダニーノ監督の映画『君の名前で僕を呼んで』が公開されるや批評家たちから演技を絶賛され、第90回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。同作以降、メディアでも大きく取り沙汰されるようになり、ハリウッドの次世代を担う若手俳優としての地位を確立した。

シャラメの代表作は『君の名前で僕を呼んで』のほか、グレタ・ガーウィグ監督作『レディ・バード』(2017)、薬物依存に悩む青年を演じた『ビューティフル・ボーイ』(2018)、ガーウィグ監督との2度目のタッグ作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)、ドゥニ・ウィルヌーヴ監督のSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)など。2022年のカニバリズム・ホラー『ボーンズ アンド オール』ではルカ・グァダニーノ監督と再びタッグを組み、プロデューサーデビューも果たした。

下記では、ティモシー・シャラメおすすめの映画をピックアップし、作品紹介も兼ねながらシャラメの魅力に迫っていく。

ティモシー・シャラメおすすめの映画5選

『君の名前で僕を呼んで』(2017)

君の名前で僕を呼んで
©Frenesy, La Cinefacture

1983年夏、イタリアの避暑地。エリオ(ティモシー・シャラメ)は、今年も両親に連れられて別荘にやって来た。ほどなくして、父の教え子である大学院生のオリヴァー(アーミー・ハマー)が合流する。17歳と24歳、歳の離れたふたりは時間を共にするにつれて次第に惹かれあっていくが、エリオは初めて抱く同性への恋心に戸惑い、なかなか素直になれずにいた。それでも、ふたりの距離は縮まっていき、やがて“その時”が訪れる……。

生涯忘れられない、胸が張り裂けるような恋の痛みと喜びを描くまばゆい傑作。絵画のように美しい色彩や、シャラメの繊細かつ瑞々しい演技に魅了されることだろう。

監督を務めたのは、『胸騒ぎのシチリア』(2015)『サスペリア』(2018)などで知られる鬼才、ルカ・グァダニーノ。シャラメとは、のちに『ボーンズ アンド オール』で再びタッグを組むことになる。

『ビューティフル・ボーイ』(2018)

Beautiful Boy
© 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.

スポーツ万能で成績優秀、将来を期待されていた学生ニック・シェフ(ティモシー・シャラメ)は、ふとしたきっかけで手を出した薬物にのめり込んでいく。更生施設を抜け出したり、再発を繰り返したりするニックを、大きな愛と献身で見守る父親デヴィッド(スティーヴ・カレル)。何度裏切られても息子を信じ続けることができたのは、すべてを超えて愛している存在だから。ニックの再生への旅は始まったばかり……。

実際に薬物依存症だった「13の理由」(2017-2020)の脚本家と、その父親がそれぞれの視点で執筆した2冊の回顧録を原作とする、実話に基づく愛と再生の物語。堕ちていく息子を信じ続ける父親を演じるカレル、同じことを繰り返しては傷つき、破滅の道を突き進むニックに扮したシャラメ。センシティブでありながらパワフルな2人の演技に注目だ。なお、シャラメは本作でゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞に助演男優賞でノミネートされた。

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
©2019 Columbia Pictures Industries, Inc., Monarchy Enterprises S.a r.l. and Regency Entertainment (USA), Inc. All Rights Reserved.

19世紀アメリカ、マサチューセッツ・ボストン。マーチ家の四姉妹の次女、ジョー(シアーシャ・ローナン)は⾃分を曲げられずに周囲と衝突しながら小説家を目指している。控えめの長女には⼥優の才能があると信じるジョーだったが、当の本人は幸せな結婚を望んでいた。

また、ジョーが溺愛する⼼優しい三女は病という⼤きな壁に立ち向かっており、ジョーとのケンカが絶えない四女も自分なりに家族の幸せを追い求めていた。ともに夢を追い、輝かしい少⼥時代を過ごした四姉妹は、⼤⼈になるにつれて現実に向き合い、それぞれの物語を⽣み出していく。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
©2019 Columbia Pictures Industries, Inc., Monarchy Enterprises S.a r.l. and Regency Entertainment (USA), Inc. All Rights Reserved.

シャラメが演じるのは、マーチ家の近所に住む資産家の孫、ローリー。最終的には四姉妹のうちのふたりと恋に落ちることになる。その美貌と圧倒的な存在感、そして表情から時に滲みでる切なさにも注目だ。シアーシャ・ローナンをはじめ、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレンら実力派俳優たちによる迫真の演技にも引き込まれるだろう。

『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)

『DUNE/デューン 砂の惑星』
© 2021 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

遠い未来、水が豊かな惑星カラダンを統治するアトレイデス家は、宇宙皇帝シャダム4世からハルコンネン家の後任として砂漠惑星アラキスの領主に任命される。一族総出で移住するも、そこは過酷な砂漠環境。地の利を知る先住民との関係を構築していきながら、新たな地での生活が始まった。

しかし、裏では大きな陰謀が交錯していた。アトレイデス家の赴任命令は宇宙皇帝とハルコンネン家が結託して仕組んだ罠で、宇宙で最も勢いのある同家の壊滅を画策していたのだ。計画通り、領地内でクーデターが発生し、領主のレト公爵は暗殺されてしまう。しかし、1人の息子のポールは殲滅を免れ、母のレディ・ジェシカと共に砂漠の奥地へと逃げこんでいくが……。

シャラメ初の大作映画主演作となった本作では、オスカー・アイザックやハビエル・バルデム、ジェイソン・モモア、ステラン・スカルスガルド、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリンといった豪華キャストが集結。錚々たる面々に囲まれたなかでも、堂々の演技を見せるシャラメの成長を感じ取れる1作となっている。また、劇中では本格的なアクションにも挑戦し、ブローリン演じるガーニーとポールとの訓練シーンは圧巻だ。

DUNE/デューン 砂の惑星
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

2024年3月20日には続編『デューン 砂の惑星 PART2』の公開を控えているところ。家族を壊滅させた陰謀者への復讐に燃える中、チャニをはじめとするフレメンと合流したポールの旅が掘り下げられていく。新キャストとして、フローレンス・ピュー、オースティン・バトラー、クリストファー・ウォーケン、レア・セドゥ、スエリア・ヤクーブといった豪華俳優陣が参戦する。

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(2023)

 ウォンカとチョコレート工場のはじまり
© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

「いつか世界一のチョコレート店を作る」という亡き母との約束を胸に、チョコレートの町にやってきた青年ウィリー・ウォンカ。しかし、この町ではチョコレート組合3人組が市場を牛耳っており、無断で美味しいチョコレートを配ってしまったウォンカ青年は早速目をつけられてしまう。

一時は警察まで出動する事態となってしまったが、なんとか釈放され、宿に戻ると再びウォンカに災難。狡猾な宿の女主人に騙され、多額の借金を背負わされてしまったのだ。大ピンチのウォンカだったが、宿で働く孤児の少女や風変わりな住人たちと意気投合し、夢を叶えるべくとある行動を起こしていく。

シャラメは本作でミュージカル映画に初挑戦。劇中では歌とダンスも披露していることが公開前から話題となっている。共演には、ヒュー・グラントやオリビア・コールマン、キーガン=マイケル・キー、ローワン・アトキンソン、サリー・ホーキンス、ヒュー・グラントら豪華俳優陣が参加。『パディントン』シリーズのポール・キング監督がメガホンを取った。2023年12月8日、日本公開。公開に先がけて行われたジャパンプレミアでは来日を果たし、日本のファンを喜ばせた。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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