『DUNE/デューン』ハルコンネン男爵の初期デザインが恐怖 ─ 『アベンジャーズ』アーティストが担当

2021年最大の超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』でステラン・スカルスガルドが演じたヴィラン、ハルコンネン男爵の初期デザイン案が公開された。完成版と比べて、どっちが怖い……?
ハルコンネン男爵のデザイン案を公開したのは、コンセプト・アーティストのジェラッド・マランツ。これまでに『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)や『アベンジャーズ』シリーズ、『ブラックパンサー』(2018)など、数々のハリウッド作品に参加してきた人物だ。
そんなマランツは、『DUNE/デューン』の制作で担当したハルコンネン男爵のコンセプトアートを動画と画像の2種類で公開。初期段階のコンセプトアートとはいえ、表情や肌感などのディテールが細かくビジュアルに落とし込まれ、ハルコンネン男爵がまとう恐怖のオーラが伝わってくる。
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初期版のハルコンネン男爵は、ステラン・スカルスガルドが演じた完成版と大きく変わらないようだ。しかし、黒服を身にまとった劇中と比較すると、全裸を晒しているコンセプトアートの方がビジュアルとしての衝撃が大きいように感じられる。
Instagramのプロフィール欄に「クリーチャーデザイン」と記されているように、マランツの投稿の多くは、人間ではなくヒーロー映画に登場する非人間のヴィランで埋め尽くされている。人間とはいえ怪物並みの容姿と残酷な行動で立ちはだかるハルコンネン男爵のコンセプトデザインをマランツが担当したのも納得だ。
ちなみに、ハルコンネン男爵を演じたステラン・スカルスガルドは、メイクで男爵の姿になるまでに1日8時間を費やしていたという。並々ではない労力だが、それでもスカルスガルドは「決して退屈しなかった」と明かしていた。