デヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』復活上映、TOTO&ブライアン・イーノの音楽に酔いしれよ

誰もが知る不朽の名作や、密かに人気を博す隠れた傑作を東京テアトルのセレクションで贈るスペシャル・プログラム「テアトル・クラシックス ACT.4」より、デヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版が2024年8月2日(金)より全国公開スタートとなる。音楽を手がけたのが、米ロックバンドTOTO(トト)と英出身の音楽プロデューサー、ブライアン・イーノであることはご存知だろうか。
TOTOがグラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した直後、彼らには本作のほかに『フットルース』のプロジェクトの話が来ていたという。その時点では『デューン/砂の惑星』の監督はリドリー・スコットが務めることになっており、TOTOのデヴィッド・ペイチがリドリー・スコットのファンであることから映画音楽を引き受けたそうだ。
その後リドリー・スコットは降板となったが、メンバー全員で話し合った結果、デヴィッド・リンチ監督と一緒にやるべきだという結論に達しプロジェクトがスタート。リンチからこのような音楽を作ってくれないかと交響曲を聞かされたそうで、それは『スター・ウォーズ』のような気分が高揚するものではなく、スローで低い不吉な音楽を作ってほしいというリクエストだったとか。結局、TOTOが手掛けた映画音楽は本作のみとなった。
撮影現場に訪れたデヴィッド・ペイチと話し合ったことについて、リンチは「TOTOとは違うテイストの曲を作りたいと考えていたようです。彼は天才ですが、彼の溢れんばかりの才能は実は一部しか生かされていない。所属グループに配慮して新しい音楽への意欲を抑えていたのでしょう。だから彼は本作でその意欲を大いに発揮しました」と語っている。TOTOとウィーン交響楽団が奏でる幻想的な音楽にも注目して本作を観てほしい。
また、ポール・アトレイデスが“命の水”を飲み“ムアディブ”となる場面に流れる「予言のテーマ」を手掛けたのは、ブライアン・イーノ。そのほか音楽関連としては、スティングの怪演もみどころだ。リンチは「当初ロックスターのスティングを起用する気はありませんでした。ですが、『ブリムストン&トリークル』で演じている彼を見て考えが変わったんです。フェイド役にピッタリだというように」と語っている。「多くの人が彼を本作の主人公と思っています。彼は売れっ子で本作と同時期に他の映画にも出てるから。実際には違いますが、彼の演技は本当に見事でした」。

西暦10191年。砂に覆われ、巨大な虫が支配する“デューン”と呼ばれる荒涼の惑星・アラキス。皇帝シャダム4世の従弟にあたるアトレイデス公爵の息子・ポールを中心に、宇宙を支配する力を持つ「メランジ」と呼ばれるスパイスを巡る、壮大なドラマが幕を開ける。
音楽ファンも必見の“創造主”デヴィッド・リンチによる伝説の超大作「テアトル・クラシックス ACT.4『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版」は8月2日(金)より公開。
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