『DUNE/デューン』オスカー・アイザック、髭なしで登場する案があった ─ レベッカ・ファーガソン「ジョシュ・ブローリンの髪の毛を使った」

『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)にて完璧な髭をお披露目していた俳優、オスカー・アイザック。演じていた役は、ポール・アトレイデスの優しき父であり、レディ・ジェシカの夫でもある指導者、レト公爵。恐れを知らず、正義感に満ち溢れており、外見では綺麗に整えられた髭が印象的だった公爵だが、どうやら髭なしで登場する可能性があったようだ。
本作の基となった原作小説では、レト公爵の外見について「背が高く、肌の色は浅黒い」「グレイの目」と表現されている。デヴィッド・リンチ監督による映画版では本作と同じく髭が生えているが、2000年に放送されたドラマ版では髭なしでの登場だった。今回の映画版では、そのドラマ版と同様に髭なしの公爵が登場する予定だったのである。
GQのインタビューにて、ヘアメイクのドナルド・モワットは「個人的には、オスカー・アイザックが髭を生やして登場する姿は想像していませんでした」と説明している。ところが、オスカー・アイザックとドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、髭の生えた公爵を求めていた。そこからモワットは、マイケル・オブ・ケント王子や、ロシアのニコライ皇帝など、髭を生やした貴族たちを参考にしながら、レト公爵の外見を作り上げたのだという。
Screen Rantでは、オスカー・アイザックが実際に髭を生やすのに、14週間かかったと伝えられている。一方、レベッカ・ファーガソン(レディ・ジェシカ役)は、「ジョシュ・ブローリン(ガーニイ・ハレック役)の髪を私が切って、オスカー・アイザックの顔の毛に使用しました」と説明。つまり、アイザック本人の髭と、ブローリンの髪の毛が混ざっているということだ。それを踏まえた上で本編を観ると、どこか感慨深いものがあるだろう。
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Source: Screen Rant , GQ